免責事項
- このレビューはShuoerから誠実な品質レビューを読者に伝えるために貸し出されたサンプルに基づいて書かれています。
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Shuoer Tapeの概要
こんな人におすすめ
- 幻想的で没入感の高いサウンドが好き
- こだまするような響きの豊かさ重視
- 自然な質感のサウンドが好き
- コスパ重視
基本スペック
- 周波数特性:20Hz~30kHz
- インピーダンス:18Ω
- 感度:104dB/mW
- ケーブルコネクタ:mmcx
- 価格帯:10000円~20000円
- パッケージ:9.0/10.0
- ビルドクオリティ:9.5/10.0
- 装着感:9.0/10.0
- 高域:9.5/10.0
- 中域:9.5/10.0
- 低域:9.5/10.0
- 歪みの少なさ:9.5/10.0
- コストパフォーマンスボーナス:12.5/10.0
長所
- 拡散音場に基づく豊かな響き
- 奥行きのある音場
- 印象的な広さに優れる音場
- 自然な質感
- 高い明瞭感
- 中域への適切なフォーカス
- 良好なディテール感
- 高い没入感
- 良好なビルドクオリティ
- 良好なパッケージクオリティ
短所
- 音像定位が明確でない
- わずかに薄く聞こえる中域
- ややアグレッシブで甲高いサウンド
Shuoerについて
Shuoer Acousticsは、2019年に独自ブランドとしてスタートしました。高品質のインイヤーモニター、特にエントリーレベルの価格帯のEST(静電型)ドライバー採用IEMであるShuoer Tape Proで知られ、静電型IEMメーカーとしては業界で有名なブランドの1つです。しかし、このブランドの製品は低価格だけに限定されていません。
このメーカーは先進的なドライバー技術の設計・生産に長けた専門的な少数精鋭の技術者集団を備えた確かな開発製造力を持っており、自社ブランド製品でハイエンド機種の製造においても卓越した能力を見せるだけでなく、他社ブランド製品の製造を丸ごと請け負ってもいます。
Shuoer Tapeの特徴
ミニチュア低圧静電気&ダイナミックドライバ
Shuoer TAPEのドライバはカスタマイズミニチュア低圧静電気&ダイナミックドライバです。今回のShuoer TAPEは革新的なミニチュア低圧静電気ダイナミックドライバが採用されました。このドライバが低い歪み率、より良い瞬間反応、 周波数の反応が広がり、立派な分離度、豊かな詳細など特徴があります。そして、楽器とボーカルの音に詳細な表現力を持ちます。
精密な構造
人間工学に基づいて設計
Shuoer TAPEハイブリッド型イヤホンが人間工学に基づいて設計されたのです。装着感は快適で長時間に使用していても痛みが全然ありません。そして、背面デザインが耳にピッタリとフィットするため、イヤホンに落ちにくいです。Shuoer TAPEは国際汎用な MMCX端子を搭載します。ユーザーが簡単にイヤホンケーブルを交換できます。3.5mm金メッキプラグが搭載されており、 このイヤホンは携帯電話、iPad、パソコン、book、MP3などのオーディオソースに対応できます。
6N単結晶銅ケーブル
Shuoer TAPEのケーブルが6N単結晶銅ケーブルを採用します。このケーブルは8芯になっており、各芯は50コア構造になっています。これによりサウンド伝送中のロスを防ぎ、安定したオーディオ環境を提供します。
ギャラリー
パッケージ(9.0)
Shuoer Tapeはおしゃれな円筒形ケースに収められています。
パッケージ内容
付属品は価格を考えると標準以上です。パッケージには以下のものが含まれています。
- イヤホン本体
- 2種類合計6つのシリコンイヤーピース(S/M/L)
- フォームイヤーピース
- クリーニングツール
- 2.5mmバランス接続対応0.78mm 2pinケーブル
- 2.5mm→3.5mmSE変換アダプタ
- キャリイングケース
ビルドクオリティ(9.5)
Shuoer Tapeはこの価格帯では良好なビルドクオリティを持っています。ノズル部分は取り外し可能でクリーニングが容易です。
装着感(9.0)
耳への収まりは比較的良好です。沿い着感は良いでしょう。
音質
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Type5050 マイクアンプ電源
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- アナライザソフト①:TypeDSSF3-L
- アナライザソフト②:Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSとプロ用測定アナライザーソフトを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
周波数特性(RAW)
周波数特性(自由音場補正済み)
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
周波数特性測定値から音質要素のステータスを抽出しました。特に注目すべき要素だけ簡単に説明します。
- Sibilance/Pierceは刺さり具合に影響するので高域に敏感な人は数値が低いものを選んだほうが良いでしょう。
- Fullness/Mudは中域を豊かに感じさせる要素ですが、中域が濁るのが苦手な人は数値が低い方が良いでしょう。
- Boom/Punchは低域の存在感、量感に大きく影響するので、低域のうるさい感じが苦手な人は数値が低い方が良いでしょう。
制動
Shuoer Tapeは再生機器の出力インピーダンスがかなり高い場合、高域で出力インピーダンスの影響を少し受けます。それでも全体の影響は比較的小さいので、スマートフォンでも十分駆動できると思われます。
測定値は有料記事をご覧ください。
音質解説
今回は標準イヤピの中で、軸の厚みがあるタイプのLサイズを使ってレビューします。
このイヤホンのインピーダンスは18Ωで、一般的なスマホでも充分に鳴らすことができます。実際Galaxy A30で聴いても不足を感じませんが、低域がわずかにゆるやかに思えるかもしれません。
さて、テストに入る前にこの機種の特徴を説明しておく必要がある気がします。この機種はこれまでヘッドホンやイヤホンの高級機種にしか搭載されてこなかった静電型ドライバーを1万円台の低価格で実現しているのが特徴です。たとえばこれまでイヤホンで静電型ドライバーを搭載した機種ですと、Oriolus Percivali(約30万円)ですとか、Jomo Audio TRINITY(約30万円)、FitEar EST(約15万円)などといった具合になるのですが、この機種は1万円台という低価格で静電型の音を提供するというのだから驚きです。
Head-Fiの議論によれば、実際にはこのイヤホンは静電型パーツをダイナミックドライバーとコンポジット(複合)させて駆動させているので、純粋な静電型ではなく、静電型特有の外部電源を必要とする構造を回避しているらしいのですが、技術的な話を深めるのが当ブログの目的ではないので、この話はここでおしまいにしておきましょう。
そういうわけで、難しい話は置いておいて、音を楽しみましょう。デフォルトテスト環境であるONKYO GRANBEATにつないで音質を見てみます。一聴して気づくのは、TAPEの高域音に静電型っぽい繊細さがあることです。ハイハットやギターのつま弾きを聴いてみると分かるのですが、非常に粒子が細かくさらさらと散っていくシルキーさがあります。それだけでなく、木管音や金管音、弦楽音を聴いてみると、高域で手がかりが多く、倍音成分が多めに感じられます。高域のディテール感は価格帯ではおそらく抜群に近いでしょう。私が普段STAX SR-009Sで聴いているような、静電型らしさがあります。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(9.5)
- 原音忠実度:S-
- 臨場感:A-
- 深さ:A-
- 重み:A-
- 太さ:B+
- 存在感:A-
生の静電型らしい音をこの価格で遺憾なく発揮しているのに驚きながら、各音域を見ていきます。
HiFiGOやPrime Audio Reviewが言うように、TAPEの低域は全体の中では前に出てきています。ただし、その低域は比較的クリアで厚みはあまり強くなく、熱気はそれほど強くないので、中域の明瞭感にそれほど影響しません。エレキベースギターのラインははっきりと黒く見え、少し地熱を帯びていますが、あまりモヤモヤとはしていません。バスドラキックも比較的音がまとまっていて、一点を押しており、ベースラインに埋もれる感じはなく、ドンドンとはっきり聞こえます。
胴鳴りは強くなく、空間に音が膨らむ感じは強くありません。コントロールは効いており、ディテール感はよく、リズムスピードに遅れはありません。
低域弦楽も透明な音で、厚みよりも重みを出す音で、ドーンと沈みます。躍動感は適度にありますが、基本的にはずっしりとしています。ゆったりではなく、ずっしりです。
中域(9.5)
- 原音忠実度:S-
- 厚み:B
- 明るさ:B
- 硬さ:B
- 存在感:B
中域は低域を受けて、それなりに濃く聞こえるところもありますが、太さはそれほどでもありません。低域がはっきり聞こえているので、音の根立ちは悪いとはそれほど思わないはずですが、中域下部は少しスカスカするくらいの清潔感を感じます。音のつながりが悪い感じはありませんが、音がまっすぐ立っている感じは薄く、音の印象も末広がりで低域の根立つところから中高域が少し浮き上がっている感覚があるかも知れません。
クラシックを聴くと、中域の真ん中くらいに音の密度が少し減る部分を感じるという人もいるでしょう。音の実体感にどれだけ影響するかは個人の好みもあるのでわかりませんが、私にはわずかに音場の一貫性に欠けるような感覚があることは事実です。低域が充分に離れて中域にマージンを感じるので、ワイドレンジ感はあります。
高域(9.5)
- 原音忠実度:C+
- 艶やかさ:B
- 鋭さ:B+
- 脆さ:C+
- 荒さ:D+
- 繊細さ:C-
- 存在感:B
中高域に向かってアタックが強調されてきます。スネアには明らかな強調点があり、たたきつける音をはっきり聴かせてくれるでしょう。
高域は徐々に色づきが透明になっていくように丁寧に調整されており、ハイハットの音は充分に高く空気感もあって抜けを強調しますが、一方で輝きは抑えられ、透明に近く、中高域の色づきを邪魔しません。
ボーカルの息も伸びますが、息の穂先を強調せず、刺さらずに透明になりながら空間に消えていくのが心地よく感じられるでしょう。子音に強調はありますが、抜けが高いこともあり、驚くほど滑らかです。
同様に楽器のエッジ感は強調されていますが、輝きは適度に抑えられているため、ギラつく感じはなく、シルキーな手触りに思うでしょう。美しいギター音の繊細な金細工のような音が好きなら、このイヤホンは魅力的に映るはずです。色は濃くありませんが、ディテールに優れた細密な音を奏でてくれるでしょう。
倍音成分も多いですが、それを透明に近い形で聴かせてくれるのも個人的にはポイントが高いところです。ヴァイオリンには詳細なディテール感と高さ、そして倍音の響きがありますが、倍音を強調してヒステリックになることはなく、どこまでもシルキーで優美です。
定位/質感
- 質感の正確性:S
- 定位の正確性:C-
- オーケストラのテクスチャ:A+
- 雅楽のテクスチャ:A-
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvo?ak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco」(「Dvorak: The 9 Symphonies」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽」(「雅楽~平安のオーケストラ」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
中域の質感はかなり自然でみずみずしく聞こえます。中域の定位の正確性も高く、楽器の配置にほとんど違和感はありません。
金管の響きはかなり強調され、少し甲高く聞こえやすい傾向がありますが、ギラつき感は適度に抑えられており、しつこく耳に残る感じはありません。倍音が少し強調されているために、ヴァイオリンは奥から手前に伸びてくるように感じられ、適度な立体感が感じられます。拡散音場に基づいた響きに包まれるような空間表現は豊かな体験と高い没入感をもたらしますが、反射音が少し多く感じられ、音像の明晰性の点ではやや不利です。
雅楽も和音のあたりが滲んで聞こえるような響きの豊かさがあります。それが印象的で幻想的な雰囲気を感じさせますが、音像が二重三重に重なって聞こえるようなところがあります。拡散音場独特の高い没入感があって楽しいですが、音像定位は混濁します。
グルーヴ/音場/クリア感
- 音場:A-
- クリア感:A+
奥行き感に優れています。また拡散音場的な響きの豊かさが、反射音が多く残響の長い、独特の広がりのある定位を見せ、印象的な開放感があります。実際以上に音場の広がりが感じられますね。高さは標準的ですが、再生機器の出力インピーダンスが十分に低いと拡張される傾向にあります。
クリア感は優秀です。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:S-
- 個人的な好み:A
Shuoer Tapeは拡散音場に基づいた豊かな残響感と反射音のあるサウンドが魅力です。Tapeの空間は自然な定位感は失われますが、質感は確かで、音楽が響き合い、こだまする美しい音楽を好む人に、この価格帯で最高のオーディオルームを提供します。
この価格帯で文句なくおすすめできる機種の一つですね。
音質的な特徴
美点
- 拡散音場に基づく豊かな響き
- 奥行きのある音場
- 印象的な広さに優れる音場
- 自然な質感
- 高い明瞭感
- 中域への適切なフォーカス
- 良好なディテール感
- 高い没入感
欠点
- 音像定位が明確でない
- わずかに薄く聞こえる中域
- ややアグレッシブで甲高いサウンド
拡散音場による豊かな響き
高い没入感
レンジ感に優れる
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはAntelope Audio Amariを用いています。出力インピーダンスは0.3Ωで、使用イヤーピースは標準イヤーピース(白)のSサイズです。
- SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Type5050 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
LACRIMOSA OF DANA -Opening Ver.-
- 原曲(-23LUFS)
- Shuoer Tape
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- Shuoer Tape
巨イナルチカラ
- 原曲(-23LUFS)
- Shuoer Tape
ユルギナイツヨサ
- 原曲(-23LUFS)
- Shuoer Tape
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- Shuoer Tape
Intense Chase
- 原曲(-23LUFS)
- Shuoer Tape
総評
Shuoer Tapeは拡散音場に基づく響きの豊かな、没入感の高いサウンドを持っているのが特徴です。クリア感も高く、音の明瞭性は高いですが、響きの豊かさによって音像定位は明確ではありません。しかし、響きの豊かさは音場の広さを印象的に拡大し、音楽の世界の中にまるごと没入できるような懐の深い表現をもたらします。ビルドクオリティやパッケージクオリティの点でもこの価格帯では抜きん出ている機種の1つで、オーディオマニアを魅了する最高のエントリーイヤホンの1つといえます。
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