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Pioneer SE-MASTER1の概要
こんな人におすすめ
- モニタースピーカーの音に忠実なヘッドホンが欲しい
- スタジオのスピーカーのサウンドを再現して聞きたい
- 音場重視
基本スペック
- 周波数特性:5Hz~85kHz
- インピーダンス:45Ω
- 感度:94dB
- 価格帯:200000円~300000円
- パッケージ:7.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.0/10.0
- 装着感:8.0/10.0
- 高域:9.5/10.0
- 中域:10.0/10.0
- 低域:8.5/10.0
- 歪みの少なさ:7.0/10.0
長所
- ほぼ完全なモニタースピーカーサウンド
- 前方定位的
- 優れた音場
短所
- 低域の深みに欠ける
- 原音忠実ではない
- 端子の耐久性に不安
Pioneer SE-MASTER1の特徴
以下公式サイトからの引用です。
PCC※1処理を施した25μアルミニウム振動板を採用
振動板には軽量で高剛性の25μ厚アルミニウムを採用。振動板にPCC処理を施すことでアルミニウム本来の性能を引き出し、高音質化を図っています。 PCC処理は、アルミニウムの表面に高硬度のセラミックス皮膜を形成させる特殊な表面処理のことで、ヤング率※2が高く、内部損失が大きいことが最大の特長です。これにより、付帯音が少なく分解能の高いクリアでナチュラルな高域再生を実現します。
※1:Parker Ceramic Coatingの略。日本パーカライジング㈱製の特殊表面処理。
※2:歪みに対する応力の大きさの値。この値が大きいほど剛性が高いことを示す。
エッジ部にPEEK※複合フィルムを採用し、極めて低歪みな音を実現
エッジには高内部損失素材を使用した「PEEKフィルム複合材」を採用し、内部損失を大きくしリブ形状を最適化。振動板に求められる高剛性を確保しています。これにより、スムースで歪みの極めて少ない周波数特性を実現します。
※Poly-ether-ether-ketoneの略。
CAE※を用いた振動板と磁気回路設計による高音質の実現
CAE解析を用いて、振動板と磁気回路を設計。振動板はシミュレーション検証と試作を繰り返し、音質や特性を比較検証することで、最適な形状と材料を選定しました。磁気回路は、振幅時の駆動力低下率を測定することで高効率・低歪みの設計を行い、また、トッププレートには銅キャップを採用し中低音の歪みの原因となる磁気変調歪みを低減、よりクリアな音質を実現しています。
※Computer Aided Engineeringの略で、コンピューターによる設計開発のこと。
再生周波数85,000Hzの高域再生を実現
ヘッドホンにおけるハイレゾリューション音源の高域再生性能として定義されている40,000Hz以上※を大幅に上回る85,000Hzの高域再生を実現。ハイレゾリューション音源の感動を余すところなく再現します。
※一般社団法人 日本オーディオ協会が定めるヘッドホンのハイレゾリューションの定義による。
不要な共振を低減する、フルバスケット方式
カー用スピーカーで培ってきたフルバスケット方式を採用しました。スピーカーユニットを背面から抱え込み、ベース部に固定する構造を採用することで、不要な共振を低減。アルミニウム素材の使用でより強固に固定したため、音の輪郭が明確になり、メリハリのある音を再生します。ベース部には耐候性に優れたASA樹脂を採用しています。
クリアな低歪み特性を実現するフローティング構造
ホーム用スピーカーで培ってきたフローティング構造を採用しました。パーツの連結箇所にゴム部材を挟むことでL側、R側の相互の音の干渉を防ぎます。これにより、ベース部とハウジング部の間、ハウジング部とヘッドバンド・ハンガー部の間にユニットの不要な振動が伝わることを防ぎ、筐体の不要な共振を低減。クリアでスムースな歪みの少ない周波数特性を実現し、L側、R側のセパレーションが向上。音の分離感、立体感を高めています。
不要な共振を最小限に抑え込むアルミニウムハウジングを採用
ハウジングに剛性の高い3.5mm厚のアルミニウム合金を採用し、ドライバーユニットの振動による不要な共振を最小限に抑え込みます。輪郭がくっきりした締まりのある低音と分解能の高い中高域を実現するとともに、リアルな空間描写を実現します。
軽量な超ジュラルミンバンド&ハンガーにより着け心地のよさを実現
ヘッドバンド部とハンガー部には自然な装着感と軽い掛け心地を実現するために、超ジュラルミン(A2024P-T3)素材を採用。心地よい装着感で音楽に浸ることができます。
スライド式ヘッドクッションで、優れた装着性を実現
内側面の表皮に柔らかな肌触りのスエード調の人工皮革素材、エクセーヌ®※を使用した幅広タイプのヘッドクッションを採用。3.5mm刻みでヘッドクッションを上下に14段階調節することができるため、お好みの位置で固定することができます。これにより、優れた装着安定性を実現します。
※エクセーヌ®は、東レ株式会社の登録商標です。
独自形状で快適な肌触りを実現する立体形状イヤーパッド
イヤーパッドは前頭部側が薄く、後頭部側が厚い形状で頭部にフィットしやすい独自の形状を実現。表皮は柔らかく肌触りの良いレザータイプ素材、内部には適度な硬さと変形性を持つ低反発ウレタンフォームを採用。頭部の形状に合わせて最適な形に変形することで側頭部にフィットするとともに快適な肌触りを追求しています。
着脱式側圧コントロール構造を採用
ヘッドホンの側圧を自分の好みに合わせて調整できる、着脱式の側圧コントロール構造を採用。側圧が強め/弱めの2タイプのテンションロッドを付け替えることで、お好みの側圧に調整できるため、長時間でも快適に音楽を楽しめます。
二種類の被覆素材を使用した着脱式コード
コード交換が可能な着脱式コードを採用。コネクターは、MMCXタイプを採用しました。また、プラグから分岐部までは布巻コード、分岐部から本体までは無鉛PVC被覆コードと、二種類の被覆素材を採用することで、タッチノイズの低減や堅牢性が向上。さらに、布巻コードは”からみ”や”よじれ”等の煩わしさも低減しています。
紹介動画
ヘッドフォン祭2015
e☆イヤホン
パッケージ(7.5)
ハイエンドだけあってパッケージは高級感を意識してますが、26万という価格を考えると、特別豪華とも言えないでしょう。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。パッケージには以下のものが含まれています。
- ヘッドホン本体
- ケーブル
ビルドクオリティ(9.0)
26万円という価格を考えてもSE-MASTER1のヘッドホン部分の作りはかなりしっかりしており、価格以上の品質を感じさせます。
ただしmmcxプラグの耐久性は良くないようで、私のレンタルした個体は右側の接触が少し悪いですね。このプラグ部分の耐久性が少し低そうなことはネット上の情報からも伺えます。
装着感(8.0)
ヘッドバンドに無駄な高さがある気がしますが、装着感はわりと快適です。開放型なので通気性もよく、クッションはフカフカです。
音質
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- マイクプリアンプ:Type4053
- センサアンプ:小野測器 SR-2200
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- アナライザソフト①:TypeDSSF3-L
- アナライザソフト②:Room EQ Wizard
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
周波数特性測定値から音質要素のステータスを抽出しました。特に注目すべき要素だけ簡単に説明します。
- Sibilance/Pierceは刺さり具合に影響するので高域に敏感な人は数値が低いものを選んだほうが良いでしょう。
- Fullness/Mudは中域を豊かに感じさせる要素ですが、中域が濁るのが苦手な人は数値が低い方が良いでしょう。
- Boom/Punchは低域の存在感、量感に大きく影響するので、低域のうるさい感じが苦手な人は数値が低い方が良いでしょう。
制動
Pioneer SE-MASTER1にアンプ側の出力インピーダンスの影響はほとんどありません。
測定値は有料記事をご覧ください。
音質解説
Pioneer SE-MASTER1は拡散音場に基づいて非常に合理的かつ丁寧にチューニングされており、ほぼ完全にフラットなモニタースピーカーサウンドをリスナーの耳元から少し前方に形成します。Pioneer(ONKYO)はスタジオリファレンスとして使えるモニタースピーカーサウンドの完全再現を目指したと述べていますが、その野望はほぼ完全に達成されており、この老舗オーディオブランドの確かな見識をサウンドから容易に伺い知ることができます。
これからのレビューで述べるように、26万円という価格を正当化できるかは難しいですが、スタジオリファレンスや音楽鑑賞のリファレンスとして使える、非常に優れた製品であることは間違いありません。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(8.5)
- 原音忠実度:A-
- 臨場感:C+
- 深さ:B
- 重み:B+
- 太さ:B+
- 存在感:B
開放型モデルのため、低域の拡張性には優れていません。
モニタースピーカーのようにストンと落ちる低域で深さはわずかに足りません。それでも十分な重みと太さで音楽を表現することができます。
レイヤリングは良好ですが、わずかに腰高で臨場感は少し物足りないですね。低域好きを満足させると低域ではないと思います。
中域(10.0)
- 原音忠実度:S-
- 厚み:A-
- 明るさ:B+
- 硬さ:B+
- 存在感:B
SE-MASTER1の中域はフラットなサウンドが前方定位的に聞こえるように非常にうまく調整されており、モニタースピーカーを聴いてるかのようです。スピーカーづくりに長年携わってきたエンジニアと英国AIR STUDIOのテクニカルディレクターがコラボしてこのサウンドを作り上げたといいますが、まさにモニタースピーカーの自然なアンビエンスが見事に再現されており、感嘆に値するレベルです。
頭内定位感を完全に払拭することはできないものの、音のアンビエンスは完全にステレオモニタースピーカーを前方に置いたときの奥行き感にかなり忠実に近づけてあります。
この中域はモニタースピーカーの代用としてかなり信頼性の高い定位感とアンビエンスのあるサウンドを提供できるうえ、おそらくほとんどのスピーカーより解像度が高く聞こえるはずなので、スピーカー向けの音源を作るエンジニアに確かな音を提供します。スピーカーのようにセッティングする必要はありません。耳にかけるだけでモニタースピーカーの中域をそのまま再現できるヘッドホンです。
高域(9.5)
- 原音忠実度:C+
- 艶やかさ:B+
- 鋭さ:B+
- 脆さ:B-
- 荒さ:C-
- 繊細さ:C
- 存在感:B-
高域もよく調整されており、高さは十分です。
音場全体に丁寧な奥行きのある定位を実現します。中域にスピーカーのような定位を実現しつつ、高域は高く伸びて上で開放的に聞こえ、スタジオのような天井の高い空間性が意識されています。この巧みな空間表現は音楽を楽しむのに十分な静寂感も生み出しており、SE-MASTER1には各楽器の定位を明確に感じさせる背景が存在しています。
定位/質感
- 質感の正確性:A
- 定位の正確性:B+
- オーケストラのテクスチャ:A+
- 雅楽のテクスチャ:A+
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco」(「Dvorak: The 9 Symphonies」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽」(「雅楽~平安のオーケストラ」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
SE-MASTER1はスピーカーで聞くフルオーケストラのサウンドをほぼ完璧に再現できます。残念ながら低域の不足からくる臨場感の欠如はそのサウンドとリスナーが一体化した空間にいるのとは異なる体験を生み出しますが、それはスピーカーで聴いているサウンドにより近づけている証拠でもあります。つまりそれは生のオーケストラを再現するのを目的としているのではありません。オーケストラを鳴らしているスピーカーを再現するサウンドです。
雅楽についても全く同じことが言えます。SE-MASTER1の雅楽の演奏は雅楽の世界観を聞かせるのではなく、前方のスピーカーから聞こえる雅楽の音を再現します。篳篥の音と和音が少し前方奥でまっすぐ天に登るように聞こえます。
音場/クリア感
- 音場:A
- クリア感:B-
- イメージング:B+
- 高域:A-
- 中域:B+
- 低域:B
SE-MASTER1の音場は優れたモニタースピーカーセットが置かれた部屋の中のようです。耳元を離れ、正面から豊かな音が空間の前方に広がる体験をすることができます。
総合的なクリア感は価格を考えると物足りません。
イメージングは悪いわけではありませんが、価格を考えると物足りないと言えるでしょう。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:A
- 個人的な好み:S+
Pioneerがスピーカーサウンドの完全な再現を目指して作ったSE-MASTER1はそれにふさわしい前方定位するフラットモニタースピーカーのサウンドをほぼ完璧に再現します。そのサウンドは文句なく優れており、スタジオレコーディングやミキシングに関わるエンジニアに強力なツールを提供しますが、あまりに値段が高すぎます。最高峰のサウンドを持つヘッドホンの一つであるとはいえ、残念ながら音質自体は総合的には価格の水準に届いているとは言えません。
金に糸目をつけずに良い音がほしいという人は手を出してもいいですが、良質なモニターヘッドホンが欲しいだけであれば、あえてこれを選ぶ必要はないでしょう。万能な機種というわけでもありません。
音質的な特徴
美点
- ほぼ完全なモニタースピーカーサウンド
- 前方定位的
- 広さと実在感に優れた音場
欠点
- 低域の深みに欠ける
- 質感と定位が正確ではない
ほぼ完全なモニタースピーカーサウンド
前方定位的
広さと実在感に優れた音場
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + Topping L50でレコーディングにAntelope Audio Amariを用いています。
¥369,600(税込)
- SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 原曲(-23LUFS)
- Pioneer SE-MASTER1
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- Pioneer SE-MASTER1
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- Pioneer SE-MASTER1
総評
Pioneer SE-MASTER1はヘッドホンで完全なスピーカーサウンドを実現したいと願った日英のサウンドマイスターが協力し、実現した驚異のプロジェクトです。それはたしかにかなり精確にモニタースピーカーの音を耳元で再現することに成功し、多くのレコーディングエンジニアやミキシングエンジニアにとって理想に近いヘッドホンと言うことができます。しかし、残念ながら実現されたサウンドに対して値段が高すぎるように思われます。
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