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Panasonic RZ-S50Wの概要
こんな人におすすめ
- 明るい音が好き
- バランスの良い音が好き
- 機能性重視
- コスパ重視
基本スペック
- 連続/最大再生時間:6.5h(ANC ON時)/22.5h
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 価格帯:10000円~20000円
- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:9.5/10.0
- 中域:10.0/10.0
- 低域:8.5/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
- 通信品質:9.5/10.0
- アクティブノイズキャンセリング:8.0/10.0
- コストパフォーマンスボーナス:11.0/10.0
長所
- 優れたサウンドバランス
- 優れた原音忠実性
- 良好な解像度
- 明るい音
- 優れた質感
- 優れた定位感
- 優れた音像一貫性
短所
- SBC接続時のノイズ
- 低域の深さで物足りない
- 高域の拡張性で少し物足りない
Panasonic RZ-S50Wの特徴
「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」搭載
飛行機や電車など騒音の大きい場所でも静寂の中で音楽を楽しめるよう、高性能ノイズキャンセリング性能を実現した「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」を搭載しました。
イヤホンの外側と内側に配置したマイクを使用する「ハイブリッドノイズキャンセリング」に対し、さらにノイズキャンセリング処理の方法として「デジタル制御」と「アナログ制御」を組み合わせた「フィードフォワード方式×デジタル制御」「フィードバック方式×アナログ制御」により、高性能ノイズキャンセリング性能を実現しました。
フィードフォワード方式×デジタル制御
イヤホンの外側に配置したマイクを使用し、イヤホンの外側の騒音を低減するフィードフォワード方式には、高次フィルターによる精密演算処理が可能なデジタル制御を用いることで騒音の大幅な低減を行っています。
フィードバック方式×アナログ制御
イヤホンの内側に配置したマイクを使用して耳の中のノイズを低減するフィードバック方式には、アナログ制御を用いています。
フィードバック方式は耳の中のノイズを消さなければならないため、ノイズキャンセリング処理が遅延すると精度が下がります。ここに処理の遅延が少ないアナログ制御を採用することで、精度を上げています。
安定したBluetooth®接続性と小型化の両立を実現
新開発タッチセンサーアンテナの搭載や左右独立受信方式の採用により、本体の小型サイズを保ったまま安定した接続性を実現しています。
新開発「タッチセンサーアンテナ」
タッチセンサーとBluetooth®アンテナを共用した「タッチセンサーアンテナ」は、コンパクトなサイズを実現するとともに、タッチセンサー部も基板部分もアンテナ化することによってアンテナの表面積を確保し接続性を安定させています(特許出願中)。
当社デジタルコードレス電話機で培った無線技術を応用した電磁界シミュレーションによって、接続性をさらに安定させています。アンテナおよび基板に流れる電流分布をコントロールし、Bluetooth®の電波が人体の影響を受けにくい方向で効率よく通信できるように無線の指向性を最適化することで、安定した接続性を実現しています。
イヤホンの左右独立受信方式
Bluetooth®信号を左右のイヤホンがそれぞれ同時に受信する方式により、安定したワイヤレス接続性を実現しています。一度片側のイヤホンで受信してからもう片方に送信するリレー伝送方式に比べて安定性が高く、混雑した場所などでも音が途切れにくくなります。また、動画視聴時の映像と音声のずれも軽減できます。
ノイズを抑えた明瞭な音声での通話が可能
屋外でも通話がしやすいよう、ノイズを抑えたクリアな音声での通話を可能にしました。
送話の声をノイズと区別してクリアにする「ビームフォーミング技術」
送話の音声とそれ以外の音を区別しノイズを低減する「ビームフォーミング技術」を搭載。2つの通話用マイクを使用することで、送話の音声を明瞭にします。
締まり感のある豊かな低音と明瞭なボーカルが楽しめる
音楽だけでなく、スマートフォンのコンテンツも楽しめるような音を目指してチューニングを行いました。
振動板にバイオセルロース素材を使用した直径8mmのダイナミック型ドライバーは広い帯域を余裕をもって再生することを可能にし、締まり感のある豊かな低音の実現に寄与しています。また、音響構造の工夫によってドライバー周辺の空気の流れを最適化することで、リアルで明瞭なボーカルサウンドを実現しました。
「Panasonic Audio Connect」アプリを使って簡単に操作が可能
スマートフォン用アプリ「Panasonic Audio Connect」(無料)に対応しています。お好みの音質にカスタマイズできるイコライザー機能やノイズキャンセリング・外音取り込みの効き方の調整などさまざまな機能を楽しめます。左右のイヤホンの電池残量の確認もできるほか、イヤホンを紛失した場合には、イヤホンと最後に接続していた場所を地図アプリ上に表示する「ヘッドホンを探す」機能を使って探すことも可能です。
パッケージ(8.0)
パッケージは価格の水準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ(8.5)
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感(8.5)
装着感は良好です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることはなく、一貫して音楽を聴くことができました。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチパネル式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出し、LEDが青に点灯している間に左右どちらかの多機能ボタンを7秒長押し |
曲再生 | 多機能ボタンを1回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを1回タップ |
曲送り | 右側の多機能ボタンを2回タップ |
曲戻し | 右側の多機能ボタンを3回タップ |
音量+ | 左側の多機能ボタンを2回タップ |
音量- | 左側の多機能ボタンを3回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを1回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを1回タップ |
音声アシスタント起動 | 左側の多機能ボタンを2秒長押し |
ANC/ヒアスルー切替 | 右側の多機能ボタンを2秒長押し |
アクティブノイズキャンセリング性能
詳細は有料記事に譲りますが、Panasonic RZ-S50WのANC性能は価格帯では標準以上の水準です。かなり万遍なく上から下まで遮断します。
対応アプリ
Panasonic Audio Connectアプリに対応します。
アプリで可能なこと
- アクティブノイズキャンセリングの調整
- 音質のカスタマイズ
- コントロールのカスタマイズ
- ファームウェアアップデート
- マニュアルの確認
- 初期化
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
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