免責事項
- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにOladanceから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
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Oladance ウェアラブルステレオの概要
こんな人におすすめ
- 耳をふさがないオーディオデバイスを探している
- 装着感重視
- デザイン重視
基本スペック
- 連続再生時間:16h
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:SBC
- 価格帯:20000円~30000円
- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:7.0/10.0
- 中域:8.0/10.0
- 低域:5.0/10.0
- 歪みの少なさ:5.0/10.0
- 通信品質:9.5/10.0
長所
- 比較的自然な質感
- 比較的自然な定位感
- 良好な解像度
- 明るく聞き取りやすい中域
- 安定した通信品質
短所
- 基本的に音質重視のオーディオマニア向けのアイテムではない
- レンジ感の全体的な不足
- 透明度の大幅な不足
Oladance ウェアラブルステレオの特徴
- オープンイヤーイヤホン
- 1 回の充電で最大 16 時間再生
- 16.5mm ダイナミックドライバー
- 快適な装着感
- 完全な透明性
- 防水性と耐汗性
- 難聴を避ける
- クリア通話
耳で感じるのは音楽だけ
Oladanceウェアラブルステレオは、従来のイヤホンの問題を改善するため、快適さと音質を根本から見直しました。
オープンイヤーイヤホン設計
Oladanceウェアラブルステレオはオープンイヤー型デザインで、耳に優しくしっかりとフィットします。2022年、世界的に権威のあるドイツのデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞。 インイヤー型や骨伝導イヤホンbluetoothと比較して、心地良い開放感と自然かつ大迫力のサウンドをご堪能いただけます。
音漏れを最大限抑える独自設計
Oladanceサウンドの根底にあるのは、音の出口が耳穴全体をカバーする特殊設計と音波を打ち消す実用新案技術です。耳の鼓膜に向かって音を直接届けることで、音漏れを最大限抑えることに成功しました。静かな図書館でも騒がしいカフェでも、周囲の目を気にすることなく、好きな音楽を楽しみながら自分の世界に没頭できます。
オープンイヤーの音質がここまで進化!
Oladanceはオープン型設計でありながら、単なるBGMにとどまらない、オープンイヤーの常識を打破するクオリティです。それはまるで映画館の中にいるような没入的な音場と胸を打つド迫力サウンド。深く響く重低音と優しく包み込む中音〜高音といった、音全体のバランスが取れた音の響きが特徴的です。
超大型16.5mm!驚きの臨場感を味わえる
自社従来のイヤホンでは直径5~8mmが一般的なところ、Oladanceは16.5mmの超大型ダイナミックドライバーを採用。さらに、実用新案取得(*実用新案取得国:中国)のバーチャル低音再生技術とダイナミックエコライザー技術を搭載して、厚みのある低音から繊細な高音までリアルに再現しました。
アプリで自分好みにカスタマイズ
Oladanceの専用アプリ「Oladance」を使用すれば、各種イヤホンの設定やタッチ機能の割り当てが可能に。さらにイヤホンのバッテリー残量の確認、タッチ操作の変更、電源オフタイマー、左右の音のバランス調整、イコライザー調整など、好みに合わせて自分専用カスタマイズをお楽しみいただけます。
パッケージ(8.0)
パッケージは価格の水準を満たしています。
パッケージ内容
- ヘッドホン本体
- キャリングポーチ
- 3.5mm→6.35mmアダプター
- 説明書
「Never Fear」は、阿部が2月15日に発売するニューアルバム「Not Unusual」より先行配信された楽曲。TOKYO MXほかで放送中のテレビアニメ「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」のエンディングテーマに使用されている。MVのアニメーション制作は「Never Fear」のジャケットイラストを手がけた作家・かずきおえかきが担当。なお「Not Unusual」の限定予約生産盤の予約は1月22日まで受け付けている。
音楽ナタリー – 阿部真央「Never Fear」かずきおえかき手がけるアニメーションMV公開
ビルドクオリティ(8.5)
ビルドクオリティは価格の水準を満たしています。
装着感(8.5)
装着感は良好です。
接続品質
SBCでCayin N6II/E02と接続してテストしました。接続品質は優秀です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも問題なく音楽を聴くことができます。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
アプリ
Oladanceアプリに対応しています。
Oladanceアプリで可能なこと
- EQカスタイマイズ
- コントロールのカスタマイズ
- ファームウェアアップデート
- ファクトリーリセット
- デバイス情報の確認
ルイジアナ州で設立されたPreSonus Audio Electronicsは、プロクオリティのオーディオ製品をハイコストパフォーマンスで提供し、世界各国のオーディオ・プロフェッショナル、ミュージシャン、アマチュアから高い評価を受けています。 DAWシステムのコントローラーやソフトウェアから、スピーカー、デジタルミキサーまで、長年培ってきた技術と実績により、業界でも最高水準の品質・信頼にて斬新な製品を提供しています。
PRESONUSのオーディオインターフェイスは、クオリティとコストパフォーマンスを両立したStudio USB-Cシリーズや、iOSなどのスマートデバイスにも対応した携帯性に優れるAudioBoxシリーズを始め、信頼性と時代を先駆ける斬新さを兼ね備えた多様な機種が提供されています。多数ある中から最適な機種をお選びいただけるよう、性能や機能の違いが一目でわかる比較表をご用意しました。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
ANTELOPE AUDIO(アンテロープオーディオ)は、20年以上に渡りハイエンドのデジタルオーディオクロックやAD/DAコンバーターを手がけるメーカーです。プロフェッショナルが認めるクリスタル・マスタークロックを始めとする独自技術により、完璧なクロッキングを実現。レコーディングスタジオやプロエンジニア、プロミュージシャンはもちろん、オーディオファンからも高い支持を集めています。
音質解説
今回はSBCコーデックでFiiO M15につないでレビューしています。
Oladance ウェアラブルステレオは高域寄りのサウンドシグネチャーを持っています。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(5.0)
- 原音忠実度:D
- 臨場感:D-
- 深さ:D-
- 重み:C+
- 太さ:B+
- 存在感:D-
Oladance ウェアラブルステレオの低域はほとんど聞こえません。
中域(8.0)
- 原音忠実度:S-
- 厚み:S-
- 明るさ:S-
- 硬さ:S-
- 存在感:B
Oladance ウェアラブルステレオの中域はこの手の頭部装着型オーディオデバイスの中では珍しく、かなり直線的で自然な中域を提供します。
楽器音の質感は比較的自然ですが、クランチ感に欠け、中域が膨張的で構築感に劣るところは気になるところでしょう。アコースティックギターを聴けば全体的に緩くぼんやりしてキレが悪い印象を受けますし、ボーカルも活舌が悪く聞こえる感じをどう思うかですね。
高域(7.0)
- 原音忠実度:D+
- 艶やかさ:S-
- 鋭さ:A+
- 脆さ:A
- 荒さ:C+
- 繊細さ:B
- 存在感:C+
高域は比較的なだらかに減衰しています。
一般に精細感と繊細さに不足があるため、ディテールはやや物足りないかもしれません。
シンバルクラッシュは明らかに濁って聞こえ、広がりに欠けます。また、歯擦音の尖りがかなり強く、タ行はかなり目立って聞こえやすく、唾が飛んでいるように感じるかもしれません。
定位/質感
- 質感の正確性:A
- 定位の正確性:C+
- オーケストラのテクスチャ:D-
- 雅楽のテクスチャ:D-
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco」(「Dvorak: The 9 Symphonies」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽」(「雅楽~平安のオーケストラ」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
基本的に音楽の上半分で聴くような雰囲気になるため、フルオーケストラ向きとはあまり言えません。
雅楽も同様におすすめしません。
音場/クリア感/イメージング
- 音場:C
- クリア感:D
- イメージング:B+
- 高域:A-
- 中域:A
- 低域:C+
低域の深さに欠け、中域は前面に出てきます。高域の拡張性は標準か少し物足りません。
クリア感はかなり物足りません。中域上部からはまともです。
イメージング性能は価格の標準以上です。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:C
- 個人的な好み:C
Oladanceウェアラブルステレオに限らず、頭部装着型のオーディオデバイスはイヤホンやヘッドホンに比べるとまだまだオーディオマニア向けの製品とは言えません。
そのため、単純に音質だけを追求する場合にはこのようなデバイスを選択する利点はほとんどありません。
一方で、この種の装着型デバイスの中で評価する場合はOladance ウェアラブルステレオは悪くない選択肢です。この手のデバイスにしては珍しく中域は直線的で比較的自然に聴けるサウンドです。
音質的な特徴
美点
- 比較的自然な質感
- 比較的自然な定位感
- 良好な解像度
- 明るく聞き取りやすい中域
欠点
- 基本的に音質重視のオーディオマニア向けのアイテムではない
- レンジ感の全体的な不足
- 透明度の大幅な不足
比較的自然な質感と定位感
良好な解像度
明るく聞き取りやすい中域
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + TOPPING A90を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
ハイエンド音質を求めるホームオーディオユーザーのために、AMÁRI はリファレンスグレードの AD/DA コンバーター、最大 24-bit 384 kHz 変換と DSD 128 をサポート。使いやすいインターフェースと Antelope の代名詞となったクロッキングを提供します。他のオーディオファンコンバータとは異なり、AMÁRI は、ヘッドフォンのメンブレーンウェイト補正として機能する、ご自身で抵抗値を選択できる 2つ のヘッドフォン出力を備えています。
- 8つの DAC を実装した「独自アーキテクチャ構造」を採用、驚異の ダイナミックレンジ 138dB DA 変換を実現
- デュアル ADC 構造 による、リファレンスグレードの ダイナミックレンジ 128dB AD 変換を実現
- 独立した デュアル DAC 構造 を採用した独自のヘッドフォン出力を搭載。(XLR バランス出力も可能)
- ヘッドフォンアンプは 17 Step の可変インピーダンス機能 を搭載、どんなヘッドフォンも完全に制御可能
- Antelope Audio の代名詞、64-bit Acoustically Focused Clocking (AFC) jitter management technology 採用
- 最大 384kHz/24-bit または DSD 128 に対応、ハイレゾや DSD 音源再生機として最高のポテンシャルを発揮
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 原曲(-23LUFS)
- Oladance ウェアラブルステレオ
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- Oladance ウェアラブルステレオ
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- Oladance ウェアラブルステレオ
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総評
Oladance ウェアラブルステレオは頭部装着型のオーディオデバイスとしてはかなり自然な中域を実現しており、装着感も良好で通信品質も安定している製品です。アプリも高機能で音質やコントロールを自分好みにカスタマイズできるのもいいですね。
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