免責事項
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MEZE RAI SOLOの概要
こんな人におすすめ
- シャープなサウンドが好き
- かっこいいスタイリッシュなギターを聞きたい
- ドライなサウンドが好き
- 明るいサウンドが好き
- キレ味のあるサウンドが好き
基本スペック
- 周波数特性:18Hz~22kHz
- インピーダンス:16Ω
- 感度:105dB
- ケーブルコネクタ:mmcx
- 価格帯:20000円~30000円
- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:8.0/10.0
- 中域:8.5/10.0
- 低域:8.0/10.0
- 歪みの少なさ:8.5/10.0
長所
- 高い解像度
- 奥行き感のある音場
- 原音忠実度がかなり高い
- 艶やかなサウンド
- シャープ
短所
- 低域の深みに欠ける
- ドライでカサカサした音
- ガシャガシャうるさくなりやすい
- シャウト感の強いボーカル
MEZE RAI SOLOの特徴
- Meze Audioは、RAI Soloでオーディオマニアにしっかりした作りで価値のあるIEMを提供します。 人間工学的デザイン、頑丈なステンレススチールシェル、洗練されたダイナミックドライバー、1つの目的で: 純粋なリスニング体験を通して感覚を魅了します。
- 統一されたPISTONIC MOTIONテクノロジーによる独自ドライバー – 主な利点:低全高調波歪み。 クリアミッドレンジ。 低周波の優れた再現。
- 解剖学的フィット – 細部にまでこだわったこだわり: 耳から自然な曲線を受け入れ、完璧にフィットするように丸く柔らかいエッジデザイン。 メタルインジェクション成形ボディ。
- 技術仕様: 9.2mm UPMダイナミックドライバー; ダイヤフラム厚さ: 9µm; インピーダンス: 16オーム; SPL: 1mW/1kHzで105±3dB; 周波数応答: 18Hz – 22kHz; 歪み: 1mW/1kHzで1%。 ノズルの色分け:右は赤、左は青。
- 付属アクセサリー: 1.3m 取り外し可能なMMCXシルバーメッキケーブル、高品質3.5mmジャックで端; ハードケース: Meze Audioメタルロゴ付きEVA保護ケース、ソフトシリコンイヤーチップS、M、L; 3ペアのダブルフランジイヤーチップ S, M, L; 2つのディープインサートダブルフランジイヤーチップ M、L。
パッケージ(8.0)
ビルドクオリティ(8.5)
全体的に質感は滑らかでよく造型されています。MEZEのエンブレムが美しく映えます。
装着感(8.5)
装着感はかなり良好です。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
周波数特性(RAW)
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
制動
MEZE RAI SOLOはアンプの出力インピーダンスの影響をほとんど受けません。
測定値は有料記事をご覧ください。
音質解説
今回は標準イヤーチップ Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
MEZE RAI SOLOは中域上部から中高域を強調したV字型のサウンドシグネチャーを持っています。少し艶を感じる印象的な音ですが、中域が少しぼんやりし、ドライでみずみずしさに欠けるところがあります。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(8.0)
- 原音忠実度:S-
- 臨場感:B
- 深さ:B+
- 重み:A-
- 太さ:A-
- 存在感:B+
MEZE RAI SOLOの低域はわずかに膨張的で、深さは少し物足りませんが、重厚感は十分に表現されます。
ドラムは力感も十分で重みもありますが、エレキベースは薄味に聞こえます。人によってはやや硬く聞こえがちな浅い腰高の低域です。
中域(8.5)
- 原音忠実度:S
- 厚み:B+
- 明るさ:B+
- 硬さ:B+
- 存在感:B
中域はかなりニュートラルに近く、原音忠実度も高めですが、中低域と中高域の間の凹んだ位置にいます。
女声ボーカルのシャウトやエレキギターのエッジがかなり強調されて色鮮やかでシャープなサウンドではっきりしていますが、一方でみずみずしさに欠け、ドライに聞こえやすく、シンバルやエレキギターがガシャガシャした感じで聞こえやすいところがあります。全体的にかさかさして聞こえやすく、ボーカルはハスキーな声で少しがなりたてるように歌っていると感じるかもしれません。
高域(8.0)
- 原音忠実度:D+
- 艶やかさ:B+
- 鋭さ:B
- 脆さ:B-
- 荒さ:D-
- 繊細さ:D+
- 存在感:C+
高域は全体としてはなだらかにロールオフしており、やや天井は近く、高さが不足しがちですが、一方で空気感は良好です。
高域の高さの不足は中高域の露骨な強調を目立たせており、中域をシャープでうるさいものにしてしまっていて、聴き心地の悪さにつながりがちです。露骨にうるさく感じる場合は8kHzをイコライザーで持ち上げるだけで改善するはずなので、好みの高さに合わせ、聞き心地を調整するのがよいでしょう。空気感は十分にあるので、これだけでほとんどOKなはずです。
定位/質感
- 質感の正確性:A
- 定位の正確性:B-
- オーケストラのテクスチャ:B
- 雅楽のテクスチャ:B
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco」(「Dvorak: The 9 Symphonies」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽」(「雅楽~平安のオーケストラ」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
中域がみずみずしさに欠け、バイオリンや木管がヒステリックに少しキンキンギンギンするような音で聞こえるのをどう思うかですね。バイオリンのギシギシした感じはイコライザーで8kHzを持ち上げることでだいぶなめらかになるでしょう。ただ全体的に妙に前かがみで安定感に欠けるところがあります。
雅楽は篳篥の音が少しドライに聞こえるうえ、やはり和音の抜けが少し悪くて耳に残るのが気になります。
音場/クリア感/イメージング
- 音場:B
- クリア感:A-
- イメージング:A-
- 高域:A+
- 中域:A-
- 低域:C+
深さは少しもの足りず、中域で奥行きが強調され、高域の高さは十分です。
クリア感は価格の標準以上です。
イメージング性能は価格を考えると優れています。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:B
少しシャープネスが強い傾向のある明るい音が好きなら、RAI SOLOはなかなかおすすめできます。とくに尖ったギター、ドライで少し粗いシンバル、シャウト感の強調されたアグレッシブな女声ボーカルに魅力を感じるなら悪くないでしょう。
音質的な特徴
美点
- 高い解像度
- 奥行き感のある音場
- 原音忠実度がかなり高い
- 艶やかなサウンド
- シャープでキレがあるサウンド
欠点
- 低域の深みに欠ける
- ドライでカサカサした音
- ガシャガシャうるさくなりやすい
- シャウト感の強いボーカル
高い解像度
奥行き感のある音場
シャープなエッジ
Re:ゼロから始める異世界生活 Coreful フィギュア レム~パックイメージver.~
人気シリーズ「コアフル」より、パックをイメージした衣装を着たレムが登場!
メーカーがもふもふの毛並みの質感再現とかわいらしさにこだわったモデルです。
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + TOPPING A90を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。
¥369,600(税込)
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 原曲(-23LUFS)
- MEZE RAI SOLO
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- MEZE RAI SOLO
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- MEZE RAI SOLO
総評
MEZE RAI SOLOはシャープで解像度の高いサウンドを実現しているイヤホンです。ギターエッジにキレ味を求めるような人にはかなり魅力的な製品でしょう。
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