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この製品の要点
- 高音質のピュアベリリウムドライバーを搭載
- 高性能なアンプによる駆動が必要
- 弱ドンシャリのウォーム系サウンド
低価格でピュアベリリウム振動板を採用した「KBEAR Believe」
KBEARから2万円以下でピュアベリリウム振動板を採用したというKBEAR Believeがリリースされました。
ピュアベリリウム、それは今IEM界隈で最も話題性の高い素材の一つです。ベリリウムはエメラルドやアクアマリンといった緑柱石に含まれている美しい物質ですが、超低温でも変形せず、軽量でありながらシャトル打ち上げのような激しい振動にも耐える剛性に優れているため、宇宙望遠鏡にも用いられています。
オーディオの世界ではDUNU LUNAやfinal A8000といった高級イヤホンに採用されています。
KBEAR Believeの特徴
- ピュアベリリウム振動板の採用:純粋なベリリウムは、素晴らしい剛性と軽量性を備えた貴重な素材です。振動板コイルにスムーズな動きと独特の機敏なスピードを実現できるため、ハイエンドイヤホンのダイヤフラムに最適な素材です。このモデルは非常に優れた性能を発揮し、価格帯で他のIEMよりもはるかに優れたサウンドレベルを生み出します。
- バランス圧力リリーフテクノロジー:イヤーシェル内の空気圧バランスを維持するために、KBEarはフロントとリアのチャンバーバランス圧力リリーフ技術を専門的に設計しました。
- プレミアムN52ネオジム磁石:KBEar Believeは、N52ネオジム強力磁石を備えています。 その価格帯で他のIEMに比べて最大92.8%の磁束の大幅な増加を提供します。 これにより、優れたダイナミクス、優れた過渡性能、およびその他のハイエンド機能により、サウンド出力が大幅に向上します。
- プロによるチューニング:KBEar Believeは、オーディオ業界で20年以上の経験を持つ専門家によって調整されています。 素早い重低音、可愛くて詳細なボーカル、滑らかで疲れにくい高音域、そして超ワイドなサウンドステージを備えたハイレゾ音楽をお楽しみください。 このIEMは、大音量でも歯擦音や疲労感の兆候は見られません。
- 精巧に作られた美しいイヤーシェル:KBEar Believeは、5軸CNC機械加工プロセスを使用して、非常に美しく、しっかりと構築されたイヤーシェルを備えています。 キャビティは、航空宇宙グレードの高強度アルミニウム合金で構成されています。 科学的に設計された内部設計により、KBEar Believeは効果的に共鳴を抑制し、全体的な音のまとまりを高めます。
- 高純度ケーブル:KBEar Believeは、プレミアムオーディオケーブルを備えています。 40芯6Nフルカワ製単結晶銅リッツケーブル4本で構成されています。このケーブルは高品質で、ソースからIEMに伝わるオーディオ信号に対する内部抵抗が非常に低くなっています。ユニバーサル2ピン0.78mmコネクタを採用しており、IEMとの接続を確実にします。
パッケージ開梱動画
KBEAR Believeの技術仕様
- ドライバー構成:1DD(ピュアベリリウム振動板)
- インピーダンス:17Ω
- 感度:98dB
- 周波数応答範囲:20Hz〜20kHz
- 2pin 0.78mmコネクタ
海外レビューまとめ
引用個所については例のごとく適度に超訳です。
audioreviews.org
要約
私と同様、Believeがベリリウムで完全に構築されていることはほとんど信じられないのではないでしょうか?
KBEAR BElieveは、完全なベリリウムシングルDDセットと称されており、驚くほど安いので、それを買うために腎臓を売る必要がない、人体に優しい価格設定になっています!それは非常に優れた技術(シングルDDの場合)を備えた、有機的で洗練された滑らかな暖かいU字型のチューニングを備えています。音色はシングルDDとしては優れていますが、感度が低いため、駆動力要件はやや厳しめです。低電力の音源と組み合わせると、低音が濁り、にじみ、混雑するため、最適な音源がない場合はほかのイヤホンの方が適しているように思えます。しかし、十分に増幅されると、魔法が始まり、伝説のDUNU LUNAの技術的パフォーマンスの約70%に達する可能性があると思います。これは本当に狂気の沙汰で、冗談を言ってるのではありません。
長所
- ビルドクオリティが良好、快適で、よくフィットします
- シングルDDセットとして非常に優れた技術(ただし、この価格帯ではマルチドライバータイプに勝るものはありません)
- 洗練された有機的で滑らかな音色
- 音色が良い
- 良質なアクセサリー
- 他の完全なベリリウムDDと比較して優れた価格性能比
- チャンピオンのように大規模なイコライジングに耐えることができます
- 2ピンコネクタ→一般的にMMCXよりも寿命が長い
短所
- 低感度のために必要な高出力ソース–十分な電力が供給されていない場合、濁り、混雑し、低音がにじみます。 (*** KBEAR BELIEVEに十分なパワーのソースを組み合わせるつもりがない場合は、代替IEMを検討してください***)
- 平均的な分離感
- サウンドステージ幅は平均的
- 低音は、パワーが不足している場合、減衰/トランジェントで最速ではありません(これはアンプで改善されます)
KBEAR Believe Review I – Beryllium For All – Audio Reviews
A thorough review of the KBEAR Believe earphone with a pure beryllium diaphragm.
KBEAR BElieve Review II – Bearly Believable? – Audio Reviews
A thorough review of the KBEAR BElieve earphone.
さて、個人的にaudioreviews.orgのレビューを読んで大いに賛同したのは、イヤホンにとって大事なのはドライバーの種類やドライバーの材料、ドライバーの数よりも、材料やドライバーの実装の仕方とチューニングにあるだろうという見解です。私もまったく同様の意見を持っています。
駆動にはアンプが必須だ!
スペックだけ眺めているとKBEAR Believeの駆動要件はそれほど厳しくないように思えますが、audioreviews.orgのレビュアーによると、実際にはそれを十分駆動させるのには適切なアンプソースが必要なようです。
彼の予想では、スマートフォンでその真価を発揮できないのはもちろん、市場に存在する多くのドングル型ポータブルヘッドホンアンプでも駆動力は不十分なようです。そうであるならば、KBEAR Believeの駆動にはiBasso DX160のような駆動力に定評のあるデジタルオーディオプレーヤー(DAP)を導入するかxDuoo Link 2のような強力なドングルデバイスが必要になるでしょう。
サウンドはKBEAR DIAMONDを彷彿とさせる
audioreviews.orgのレビュアーはKBEAR BelieveのサウンドはKBEAR DIAMONDを彷彿とさせる温かみのあるサウンドを持っていますが、より低音が減らされた洗練されたサウンドであると述べています。それでも少し低音は強いので、アンプやDAPを選ぶ場合は、明るいソースを選択した方が良いだろうと述べています。
ピュアベリリウム懐疑論
AudioreviewsのレビュアーはKBEAR Believeにまとわりつくピュアベリリウム懐疑論にも言及しています。彼にとってそれを証明する手段がないことを明らかにしつつ、イコライジングへの適応が良好なので、おそらくそれはピュアベリリウムかそれに近い材質であることはほとんど確実で、音源ソースが確かなら、コストに対するサウンドパフォーマンスは非常に高いので、実際のところ、材質については気にする必要がないと述べています。
AudioMonkeys
総評
Believeは素晴らしいの一言だね。魅力的なサウンドシグネチャ、エネルギッシュなボーカル、優れた解像度で、非常によく聞こえるんだ。さらに、造型と優れたビルドクオリティの優秀性については、細部に多くの注意が払われているよ。
目立った欠陥はなく、価格を考えると、これは言及する価値のある製品さ。平均的なアイソレーションやサウンドステージ幅が平凡といった小さな欠陥がいくつかあるけど、Believeで得られる全体的なエクスペリエンスは、その対価を費やす価値があるよ。
あなたが高音にあまり敏感でなく、適切なソースがある場合は、Believe以外のイヤホンを探す必要はないんじゃないかな。Believeは非常に優れているからね。でも、適切なアンプがない場合は、購入は見送った方がいいかな。適切なソースがない場合、Believeの本当のサウンドを聞かずに使うことになるからね。
長所
- 優れた解像度、詳細検索機能、優れた音声再生、正確なイメージングと楽器の分離、両端での優れた拡張性を備えた魅力的な温かみのあるシグネチャー
- 優れたビルド品質と細部への注意
- 良質なケーブル
- 200ユーロ未満で買える純粋な「Be」(ベリリウム)? これマジ?
短所
- 本当の欠点ではありません。正確に言うと、購入する前に知っておく必要があることです
- 増幅が適切でない場合、低音はブーミーになり、明瞭さが失われます
- 中高音域と高音域は、一部の人にとっては煩わしいかもしれません(これは、適切な増幅によって少し改善されますが、これらを使用するには必須です)
- サウンドステージの幅は期待外れではありませんが、改善される可能性があります
- 分離は平均的です
KBEAR Believe Review – In Ear | Audio Monkeys
Read our KBEAR Believe review and impressions, proudly brought to you by Audio Monkeys in our In Ear section.
良質な付属品
AudioMonkeysのレビュアーはKBEAR Believeのビルドクオリティにわりと感動しているようです。それはエントリークラスとは思えないほど丁寧に作られており、指紋がつきづらく、はんだ付けも丁寧で本体とケーブルのクオリティはどちらも上質だと述べています。
アンプは必須
audioreviewsのレビュアーと同じく、AudioMonkeysのレビュアーもBelieveの駆動にアンプは必須だと述べています。スマートフォンからの駆動は推奨されていません。
U字型のサウンドシグネチャー
AudioMonkeysのレビュアーによると、BelieveのサウンドはウォームなU字型のサウンドを持っているようです。彼によればBelieveの低域は存在感がありますが、それは量的なものではなく、質的なものです。一貫性があり、自然でリアルな低域だとAudioMonleysのレビュアーは述べており、かなり魅力的に感じたようです。厚みがあるのに速度でスローペースになることがないと述べ、低域が良くコントロールされていると言っています。
中域は真ん中が凹んでいますが、下部と上部に強調があり、それによって男声ボーカルと女声ボーカルの両方がそれぞれ印象的に聞こえると感じたようです。高域は低域を完全に相殺するほどエネルギッシュで開放的に聞こえると述べています。
Youtubeレビュー
まとめ
KBEAR Believeは駆動に適切なソースを必要とするようですが、適切なアンプにさえつないでやればかなり魅力的なサウンドを聞かせてくれるようです。それが本当にピュアベリリウムイヤホンであるかはとりあえず脇に置くとしても、そのビルドクオリティとサウンド、そしてイコライジング適応性は高く、その対価以上のパフォーマンスを感じさせてくれるようです。
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