【中華イヤホン FloAudio Lily レビュー】豊かな充実感のあるサウンドのボーカルホン……の裏側に真のモニターライクサウンドを隠す、遊び心いっぱいのマニア向けイヤホン

【中華イヤホン FloAudio Lily レビュー】豊かな充実感のあるサウンドのボーカルホン……の裏側に真のモニターライクサウンドを隠す、遊び心いっぱいのマニア向けイヤホン 5000円~10000円
FloAudio Lily

免責事項

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FloAudio Lilyの概要

こんな人におすすめ

  • アンプやDAPをたくさん持っている人ほど楽しめるマニア向きのイヤホンが欲しい
  • リラックスしたサウンドを聴きたい
  • 駆動の工夫で自分好みの音を追求したい
  • 高域に敏感
  • コスパ重視

基本スペック

  • 再生周波数:20-22000Hz
  • インピーダンス:30Ω
  • 感度:108dB
  • ピンタイプ:qdc 2pin 0.78mm
  • 価格帯:5000円~10000円

audio-soundスコア
FloAudio Lily
FloAudio Lily

  • パッケージ:8.0/10.0
  • ビルドクオリティ:8.5/10.0
  • 装着感:8.5/10.0
  • 高域:9.0/10.0
  • 中域:10.0/10.0
  • 低域:9.0/10.0
  • 歪みの少なさ:6.0/10.0
  • コストパフォーマンスボーナス:11.5/10.0

長所と短所

長所

  • 音像一貫性に優れる
  • 優れた質感
  • 良好なレンジ感
  • 優秀な原音忠実度
  • 艶やか
  • 聴き心地が良い
  • モニター的でリニアな低域
  • 温かみがある
  • 高域がセーフティ
  • 自然な倍音表現
  • ノスタルジックなサウンド
  • スピーカー的な定位感
  • 2種類以上のサウンドを楽しめる

短所

  • 不親切なインピーダンス設計
  • 透明感の不足
  • 低域の深さで物足りない

FloAudio Lilyの特徴

LILYは、カスタムデザインのフルレンジBAドライバーを使用した画期的なインイヤーモニターです。 

3Dプリント技術による人間工学に基づいたシェルデザイン

3Dプリンターで作られた新しいシェルは、LILYの装着感をより快適なものにしています。 ノズルの角度もより快適な位置に調整され、これまでにない快適な装着感と密閉性を実現しました。 

LILY の3Dプリントシェル構造は、インイヤーモニターの人間工学的な研究に基づいています。これによりLILYの性能は、5倍以上の価格のIEMと比べても性能特性に遜色ありません。

美しいバランスのサウンド

クリアなトップエンドから滑らかなローエンドまで、LILYはシンガー、ミュージシャン、音楽愛好家なら誰でも楽しめる、素晴らしい性能を備えています。LILYは、独自のシングル・フルレンジ・バランスドアーマチュア型ドライバーを搭載しています。 

カスタムデザインのフルレンジBAとFloaudio独自のチューニングテクノロジーを採用。リファレンスグレードの低域・高域特性を実現し、再生周波数帯域は20〜22kHzのレンジに達し、可聴域全体をカバーしています。

パッケージ内容

FloAudio Lily

FloAudio Lily:フルレンジBAインイヤーモニター

FloAudioから、フルレンジ1BAインイヤーモニター「FloAudio Lily」が発売されました。

 

パッケージ(8.0)

FloAudio Lily
FloAudio Lily

FloAudio Lilyのパッケージは価格の標準を満たしています。

処分もしやすくエコです。

パッケージ内容

  • イヤホン本体
  • イヤーチップ
  • マニュアル類
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily

ビルドクオリティ(8.5)

FloAudio Lily
FloAudio Lily

ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

フェイスプレートが美しいです。

FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
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FloAudio Lily
FloAudio Lily
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FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
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装着感(8.5)

FloAudio Lily
FloAudio Lily

装着感は良好です。

FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily

音質

HATS測定環境

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • 小野測器 SR-2210 センサアンプ
  • 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
  • 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
  • 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition

カプラー測定環境

  • Type5050 マイクアンプ電源
  • Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
  • オーディオインターフェース:MOTU M2

アナライザソフト

  • TypeDSSF3-L
  • Room EQ Wizard

REW周波数特性

Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。

当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。

周波数特性(RAW)

Kiwi Ears Cadenza Frequency Response (RAW)
FloAudio Lily Frequency Response (RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス

測定値は有料記事をご覧ください。

オーディオステータス

Kiwi Ears Cadenzaのオーディオステータス
Kiwi Ears Cadenzaのオーディオステータス
FloAudio Lilyのオーディオステータス(上:0Ω駆動時、下:85Ω駆動時)
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。

制動

FloAudio Lilyはアンプの出力インピーダンスの影響をかなり受けます。

測定値は有料記事をご覧ください。

音質解説

今回は標準イヤーチップ Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。

FloAudio Lilyは公式周波数特性を考慮すると、実際には80Ω以上の出力インピーダンスを持つアンプでの駆動に最適化されています。そのため、一般的なDAPやスマートフォンで駆動する場合、そのサウンドはブランドが本来意図したLilyのサウンドにはなりません。

Lilyを一般的なDAPやスマホで駆動した場合、Lilyは中域充実系の豊かなウォームリッチサウンドを持ち、ボーカル音像や中域の楽器音が大きく聞こえます。一方で、80Ω以上で駆動した場合、Lilyはよりモニターライクなニュートラルに近いバランスの良いサウンドで聞こえるでしょう。

以下のレビューは原則としてブランド側がLily本来の音として想定しているものに近い85Ω駆動でおこないます。評価値は基本的に85Ω駆動時のものとなり、カッコ内に0Ω駆動時の値を併記します。

レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。

  • 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実][S+が最も原音忠実]
  • 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
  • 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
  • オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
  • クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
  • イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]

これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

FloAudio Lily
FloAudio Lily
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低域(9.0)

  • 原音忠実度:S (B)
  • 臨場感:B (C+)
  • 深さ:B (B)
  • 重み:B+ (A-)
  • 太さ:B+ (A)
  • 存在感:B- (B)
低域

シングルバランスドアーマチュアドライバーイヤホンは基本的に低域のレンジ感が期待できません。FloAudio Lilyも基本的には同様で、深さでは物足りないでしょう。

85Ωで駆動した場合、Lilyの低域は十分に直線的でストンと落ちるモニタースピーカーのようにロールオフします。

ドラムキックはよく引き締まっていますが、深さで物足りず、浅くタンタンした感じに聞こえ、エレキベースもやや黒みが足りず、明るめに聞こえます。

0Ω駆動時はドラムキックの重量感が増し、インパクトが出るため、低域好きには0Ω駆動時の方が気持ちよく聞こえるかもしれません。

中域(10.0)

  • 原音忠実度:S (A-)
  • 厚み:B+ (A)
  • 明るさ:B+ (A-)
  • 硬さ:B+ (B+)
  • 存在感:B (B)

中域

85Ω駆動時のLilyのサウンドバランスはほぼ完全にニュートラルです。0Ω駆動時は厚みのあるリッチなサウンドになります。

バランスドアーマチュアドライバー一般の問題として中域の透明度の不足(歪が多い)がありますが、Lilyも例外ではありません。一方でバランスドアーマチュアドライバー型の特徴である明瞭感をFloAudioはよく引き出しているため、付帯音が多く、背景との分離があまりよくないにも関わらず、立体感の再現度では優れています。

ボーカルは滲むような輪郭でありながらホログラフィックに聞こえ、楽器音も調和的に少し空間に溶け込む雰囲気でありながら、十分に立体感を感じられるでしょう。

ただし、質感の再現度にみずみずしさがなく、楽器音に生々しさが不足するところだけは考えものです。

0Ω駆動時は中域に奥行き感が出て、響きが豊かになり、充実感のあるサウンドで聞こえるようになります。高域はより低くなるため、中域の濃厚感も高くなり、甘みのある雰囲気も増します。包まれるような感覚でリラックスして音楽を楽しみたい場合は、0Ωでの駆動をお勧めします。

高域(9.0)

  • 原音忠実度:C- (D)
  • 艶やかさ:B+ (B+)
  • 鋭さ:B+ (B+)
  • 脆さ:B- (C+)
  • 荒さ:D (D-)
  • 繊細さ:D (D)
  • 存在感:C+ (C-)

高域

85Ω駆動時のFloAudio Lilyの高域は、前方定位感のあるスピーカー聴取時の音場感をよく反映した自然なロールオフを実現しています。

ピークも目立たないようによく調整されており、高域に敏感な人にもセーフティであるだけでなく、倍音表現のつながりが自然です。鮮明感も十分に確保されており、輝度に不足は感じないでしょう。ディテール再現度もかなりの水準を期待できます。ボーカルの歯擦音の尖りだけはやや強い可能性がありますが、私はあまり気になりません。

一般にバランスドアーマチュアドライバーはダイナミックドライバーに比べてレンジが狭いので、高域の拡張性であまり期待できないことが普通なのですが、Lilyの高域の拡張性は一般的なシングルダイナミックドライバーの平均水準かそれをわずかに上回ると思われます。

そのため、管楽や弦楽の伸びしろの点でも価格帯ではかなり優れた選択肢と言えるでしょう。

一方で0Ω駆動時の高域はかなり拡張性が縮まり、楽器の伸びはかなり悪くなり、鮮明感はやや不足します。それでもエッジ感や鮮明感はわりと高い水準が維持されるため、構築感やディテールの不足はそれほど感じないはずです。

FloAudio Lily
FloAudio Lily

定位/質感

  • 質感の正確性:S+ (B)
  • 定位の正確性:B (C)
  • オーケストラのテクスチャ:B+
  • 雅楽のテクスチャ:B+

定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。

オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。

この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。

FloAudio Lily(85Ω駆動時)のサウンドは中域の楽器音のみずみずしさの不足が覆い隠せないものの、全体の雰囲気はかなり原音忠実的でスピーカーの定位感に近く、オーケストラ鑑賞用のイヤホンとして悪くありません。重厚感の不足と付帯音の多さからくるかび臭い感じの質感が気になりますが、むしろレトロな雰囲気を高尚に感じる人もいるでしょう。スケール感も悪くないので、ダイナミズムの点でもそれほど不足がありません。

雅楽は篳篥の音がかなり自然に伸びていきますし、倍音が自然ですが、和音などがやや埃っぽく聞こえがちです。

音場/クリア感/イメージング

  • 音場:B+
  • クリア感:C (C)
  • イメージング:A- (B+)
    • 高域:A+ (A-)
    • 中域:A- (B+)
    • 低域:B- (B)

音場

低域の深さは少し物足りず、中域は比較的前面におり、高域の高さは少し物足りません。

クリア感は価格の水準より物足りません。

イメージング性能は85Ω駆動時は抜群に近いです。0Ω駆動時でも価格の標準以上です。

 

音質総評

  • 原音忠実度:A+ (A-)
  • おすすめ度:A+
  • 個人的な好み:A

音質総評

FloAudio LilyはFloAudioがダイナミックドライバーだけでなく、バランスドアーマチュアドライバーでもその特性を良く生かして音作りできることを証明しています。比較的低価格なモデルでありながら、バランスドアーマチュアドライバーの美点である高い明瞭感をうまく引き出しており、しかもシングルダイナミックドライバー並みのレンジ感を実現しています。

全体的なチューニングのバランスもよく、FloAudioがこの分野で確かな知見を持っていることは明らかでしょう。

しかし、駆動要件の出力インピーダンスが明らかに一般的でない高い水準に設定されているのは非常に疑問です。そのおかげでさまざまなサウンドを楽しめるという副次的な恩恵が生まれているものの、こういうやり方は初心者を混乱させるだけです。十分知識があるマニアなら自分で適切に駆動できるでしょうが、初心者には不親切でしょう。

音質的な特徴

美点

  • 音像一貫性に優れる
  • 優れた質感
  • 良好なレンジ感
  • 優秀な原音忠実度
  • 艶やか
  • 聴き心地が良い
  • モニター的でリニアな低域
  • 温かみがある
  • 高域がセーフティ
  • 自然な倍音表現
  • ノスタルジックなサウンド
  • スピーカー的な定位感
  • 2種類以上のサウンドを楽しめる

欠点

  • 不親切なインピーダンス設計
  • 透明感の不足
  • 低域の深さで物足りない
【中華イヤホン FloAudio Lily レビュー】豊かな充実感のあるサウンドのボーカルホン……の裏側に真のモニターライクサウンドを隠す、遊び心いっぱいのマニア向けイヤホン

音像一貫性に優れる
優れた質感と原音忠実度
艶やかかつウォーム

FloAudio Lily
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FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
FloAudio Lily
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レコーディングシグネチャー

レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。

レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + TOPPING A90を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。

  • SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
  • 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
  • マイクプリアンプ:Type4053
  • Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
  • Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
  • オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
  • レコーディングソフト:Audacity

浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)

楽曲情報
  • 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
  • アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation

Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. FloAudio Lily
  3. FloAudio Lily (85Ω)

Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-

楽曲情報
  • 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
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  1. 原曲(-23LUFS)
  2. FloAudio Lily
  3. FloAudio Lily (85Ω)

Formidable Enemy

楽曲情報
  • 楽曲名:Formidable Enemy
  • アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
  • Copyright c Nihon Falcom Corporation
イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]
Formidable Enemy
amazon
  1. 原曲(-23LUFS)
  2. FloAudio Lily
  3. FloAudio Lily (85Ω)

総評

FloAudio Lilyバランスの取れたニュートラルに近いサウンドシグネチャーを持ち、モニター的なサウンドバランスで明瞭感の高いサウンドが期待できるイヤホンです。ただし、ブランドがLilyに施したチューニングで聴くためには駆動に工夫が必要で、初心者向きではありません。もちろん、DAPやスマホに挿した場合でもLilyは充実感のあるリッチサウンドを聞かせ、それはそれで魅力的なのですが、その真価は適切に駆動した時に発揮されます。

最後にレビュアーの立場を離れて、個人的な感想を言うことを許されるならば、一言。このイヤホンはとても面白くて、良い代物です。

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FloAudio Lily

8.8

パッケージ

8.0/10

ビルドクオリティ

8.5/10

装着感

8.5/10

高域

9.0/10

中域

10.0/10

低域

9.0/10

歪みの少なさ

6.0/10

コストパフォーマンスボーナス

11.5/10

長所

  • 音像一貫性に優れる
  • 優れた質感
  • 自然な倍音表現
  • 良好なレンジ感
  • 優秀な原音忠実度
  • モニター的でリニアな低域
  • 艶やか
  • 温かみがある
  • 聴き心地が良い
  • スピーカー的な定位感

短所

  • 不親切なインピーダンス設計
  • 透明感の不足
  • 低域の深さで物足りない

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