免責事項
- このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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TFender TEN 3の概要
こんな人におすすめ
- Fenderファン
基本スペック
- 周波数特性:9Hz~20kHz
- インピーダンス:33Ω
- 感度:108dB
- ケーブルコネクタ:Talon 2pin
- 価格帯:30000円~50000円


- パッケージ:7.5/10.0
- ビルドクオリティ:7.5/10.0
- 装着感:8.0/10.0
- 高域:8.0/10.0
- 中域:6.5/10.0
- 低域:7.5/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
長所
- 高い解像度
短所
- ひどい左右差
Fender Ten 3の特徴
以下、公式サイトからの引用です。
- 3Dプリント・デジタルハイブリッドテクノロジー:様々な人の耳型のデータを元に開発した独自アルゴリズムにより、カスタムに近いフィッティングを実現
- HDD (HIGH DENSITY DYNAMIC)ドライバー:高密度マグネシウム-チタン合金採用ダイアフラム搭載ダイナミック型ドライバー
- HDBA (HYBRID DYNAMIC BALANCED ARMATURE) ドライバー: Fender独自設計のハウジングに最適化を施したバランスドアーマチュア型ドライバー
- APE (Atmospheric Pressure Equalization) ポート:最適化されたエアフローを生み出し、振動板の動きをよりスムーズにすることで、ワイドなサウンドステージと、ディープでタイトな低音を実現。
- Talon™ 2pinコネクター :より強度の高い接続を可能にする独自デザインの2pinコネクター
- 「Fender AUDIO DESIGN LAB」で設計:テネシー州ナッシュビルの「Fender AUDIO DESIGN LAB」で設計、ハンドメイドで生産されています
パッケージ(7.5)




ビルドクオリティ(7.5)

外観のビルドクオリティは価格帯の水準を満たしています。




装着感(8.0)

装着感は悪くないですが、筐体がでかいので、耳が小さい人は少しはみ出しやすいですね。



音質
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- マイクプリアンプ:Type4053
- センサアンプ:小野測器 SR-2200
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- アナライザソフト①:TypeDSSF3-L
- アナライザソフト②:Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
周波数特性(RAW)

周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。

オーディオステータス

※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。
制動
Fender TEN 3は低域や高域で出力インピーダンスの影響を受けます。
測定値は有料記事をご覧ください。

音質解説
今回はfinal Eタイプ Mサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
おそらく今回のユニットは左右差がひどいんで、故障している可能性が高いので、レビューはノーコメントにします。レコーディングシグネチャーを聴くと面白いかもしれません。これくらい大胆な左右差あってもわりと普通に音楽が聞けたりします。実際、私もこのレベルなら少し違和感はありますけど、意外と普通に音楽聴けますね。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。

低域(7.5)
- 原音忠実度:S
- 臨場感:B
- 深さ:A-
- 重み:A-
- 太さ:A-
- 存在感:B+

ノーコメント。
中域(6.5)
- 原音忠実度:A+
- 厚み:A-
- 明るさ:B+
- 硬さ:B+
- 存在感:B

ノーコメント。
高域(8.0)
- 原音忠実度:D
- 艶やかさ:B
- 鋭さ:B
- 脆さ:C+
- 荒さ:D-
- 繊細さ:D+
- 存在感:C

ノーコメント。
定位/質感
- 質感の正確性:A-
- 定位の正確性:B+
- オーケストラのテクスチャ:B+
- 雅楽のテクスチャ:B
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco
」(「Dvorak: The 9 Symphonies
」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005
]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽
」(「雅楽~平安のオーケストラ
」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
ノーコメント。
音場/クリア感/イメージング
- 音場:B
- クリア感:B+
- イメージング:A
- 高域:S
- 中域:A
- 低域:B

ノーコメント。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:C-
- 個人的な好み:C-

ノーコメント。
音質的な特徴
美点
- 高い解像度
欠点
- ひどい左右差

ノーコメント

レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + TOPPING A90
を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。
¥369,600(税込)
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- センサアンプ:小野測器 SR-2200
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
- アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
- Copyright c Nihon Falcom Corporation

- 原曲(-23LUFS)
- Fender TEN 3
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
- Copyright c Nihon Falcom Corporation
![イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/81jXRkM29ZL._SS500_.jpg?w=1256&ssl=1)
- 原曲(-23LUFS)
- Fender TEN 3
Formidable Enemy
- 楽曲名:Formidable Enemy
- アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
- Copyright c Nihon Falcom Corporation
![イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/81OuvTqMT9L._SS500_.jpg?w=1256&ssl=1)
- 原曲(-23LUFS)
- Fender TEN 3
総評
今回の個体は左右差がありましたが、印象はそんなに悪くなかったので、いつか万全の状態のTen 3を聴いてみたいですね。
![【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編] 【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]](https://i0.wp.com/cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kanbun/20210922/20210922100044.jpg?w=1256&ssl=1)
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