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DUNU SA6 Mk2の概要
こんな人におすすめ
- 中域が明るいサウンドが好き
- DUNUファン
基本スペック
- 再生周波数:5-40000Hz
- インピーダンス:24Ω
- 感度:114±1dB
- ピンタイプ:0.78mm 2pin
- 価格帯:50000円~100000円
- パッケージ:7.5/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:8.5/10.0
- 中域:8.0/10.0
- 低域:9.0/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
美点
- それなりに深みのある低域
- 奥行き感のある音場
- 悪くない解像度
- 悪くない透明感
- 明るい中域
- 6BAにも関わらず、それなりに優れた音像一貫性
欠点
- 少し金属的でうるさくなりやすい中域
- ディテールに欠ける
- 繊細さの不足
- 不正確な質感
DUNU SA6 Mk2の特徴
- 高音域を上げることで、より自然な音場とディテールを向上。高音域のレスポンスが洗練され、明瞭度が向上します。
- 3-5kHzのディップを調整し、ボーカルの明瞭度と楽器の分離を向上させました。
- MKIIの低音は、クリーンな中音域を保ちながら、より魅力的な体験を実現するために増加されています。 全体的な音調はニュートラルで、わずかに低音が強調されています。
スイッチをオンにすると、ウルトラよりも明らかに明瞭で空気感のある、より大きな低音ブーストを伴うニュートラルになります。 - 同じS&Sイヤーチップでも、S&SイヤーチップのXLサイズが追加されています。
- IEMの形状を最適化し、スタイリッシュでありながら最も快適な装着感を実現。
- DUNUロゴ入りNEW・保護用・硬質キャリングケース
- Hulk Pro miniケーブル、着脱式プラグ2個付き
3.5mmアンバランス
4.4mmバランス - IEMごとにユニークな赤い模様が入った、美しい新しい木製フェイスプレートのデザイン。
パッケージ(7.5)
パッケージは全体として価格の標準以上と言えます。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- イヤーチップ
- キャリングケース
- 交換式プラグ
- マニュアル類
天空の高みから、鷲のように俯瞰して音楽を見渡すサウンド
MEAOESブランドから、2BA+2DD 4ドライバーハイブリッドイヤホン「Eagle」が発売されました。Eagleは知恵、勇気、自由、そして成功を象徴しています。MEAOESは、知恵と自由に満ちた音楽で私たちの内面を呼び覚まし、鷲のようにジャングルや山を旅し、本物の音を聴かせたいと願っています。
ビルドクオリティ(8.5)
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感(8.5)
装着感は良好です。
“尊死“続出で大反響!今一番応援したくなる、青春初恋ラブコメ!! コミックス累計発行部数は300万部を突破。 「このマンガがすごい!オトコ編」に2年連続ランクイン、 「次にくるマンガ大賞2020 Webマンガ部門」では1位を獲得し、 注目を集めている『僕の心のヤバイやつ』。 大人にも刺さる甘く切ないストーリーながら、 くすりと笑える展開に中毒者が続出し大きな話題を呼んでいる。
そしてついに、2023年4月にTVアニメが放送決定。 監督を務めるのは叙情的な演出に定評のある赤城博昭(『からかい上手の高木さん』)。 シリーズ構成・脚本は細やかな人物描写を得意とする花田十輝(『ラブライブ!』『響け!ユーフォニアム』)、 キャラクターデザインは勝又聖人(『五等分の花嫁∬』)、音楽は牛尾憲輔(『映画「聲の形」』『チェンソーマン』)が担当。 アニメーション制作は色彩の美しさに定評のあるシンエイ動画が務める。
さらに市川京太郎役に堀江瞬、山田杏奈役に羊宮妃那を迎え、 市川と山田が織り成す初恋模様をリアルに表現。 原作の紡ぐ世界観、そしてもどかしいほどゆっくりと近づいていくふたりの心を丁寧に描いていく。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
周波数特性(RAW)
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
制動
DUNU SA6 Mk2はアンプの出力インピーダンスの影響を受けます。
測定値は有料記事をご覧ください。
音質解説
今回は標準イヤーチップ Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
DUNU SA6 mk2はニュートラルを意識した中域充実系のサウンドシグネチャーを持っています。
かなり高価なイヤホンですが、サウンドバランスは少なくともモニター用としてはあまりよくありません。インピーダンスアダプターなどで85Ωの負荷をかけて駆動すると、かなり正統派のスタジオモニターに近いサウンドバランスになります。ただしこの状態ではノイズ量などが増えるため、サウンドパフォーマンスは少し劣化します。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実][S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(9.0)
- 原音忠実度:S
- 臨場感:B+
- 深さ:A-
- 重み:A-
- 太さ:B+
- 存在感:B+
DUNU SA6 Mk2の低域は十分に直線的にかなり深くまで伸びています。
バスドラムは重みはかなり強く、インパクトも強力で、ランブルもそれなりに感じられますが、下はやや浅く、臨場感は不足気味実です。
エレキベースは黒さは十分で、深みは十分ですが、広がりがわずかに足りません。
総じてこの低域は量的には十分に、質的にもそれなりに低域好きを満足させることができると思われます。とはいえ、この価格を出してまでわざわざ聞く価値がある低域かと言えばそうではないでしょう。
中域(8.0)
- 原音忠実度:S-
- 厚み:B+
- 明るさ:B+
- 硬さ:B+
- 存在感:B
DUNU SA6 mk2の中域はステージングが強調されており、質感は正確ではありません。
少なくともスタジオモニターとしてはあまり魅力を感じない調整です。ディテールやエッジ感、クランチ感も弱く、全体的に構築感に欠けます。たとえばCCA CXSのようなより正統派モニターに近いサウンドと聞き比べればすぐに、音楽の立体感の再現度でだいぶ差があることに気づくでしょう。
透明度もあまり高くなく、解像度もCXSと同程度なので、スタジオモニターとしてSA6 mk2を選ぶ必要性は高くありません。
音像一貫性は比較的高いので、破綻は感じにくいですが、ボーカルが大きすぎたり、スネアが柔らかすぎて力強さがなかったり、細かなディテール感に欠けていたりと、スタジオモニターとしての能力はかなりいまいちです。
個人的に5万円以上もするのに、つまらない音という感想しかなかったですね。そして中域中心部のすぐ上くらいで鈍い金属質な音になりがちでTinnyなサウンドに聞こえやすくなっています。それが不自然で興を削がれることがかなりあります。
前述のように、この不自然なサウンドバランスはインピーダンスアダプターを使うことで改善することができます。
高域(8.0)
- 原音忠実度:C+
- 艶やかさ:B
- 鋭さ:B
- 脆さ:C
- 荒さ:D+
- 繊細さ:D+
- 存在感:C-
高域は全体的に不足気味です。前方定位感を意識して調整されているようですが、精細感なども不足気味でディテール再現度はよくありません。
拡張性は相対的に悪くありませんが、ディテール感は不足するため、音楽表現の繊細さで物足りなさを感じます。シンバルクラッシュも地味で活力に欠けます。
音像一貫性は高いため、バイオリンや木管の伸び、倍音の表現は自然で伸びやかさの点でも悪くないですが、全体的に少し地味で派手さに欠けます。
定位/質感
- 質感の正確性:A
- 定位の正確性:B
- オーケストラのテクスチャ:C+
- 雅楽のテクスチャ:C+
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco」(「Dvorak: The 9 Symphonies」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽」(「雅楽~平安のオーケストラ」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
わざわざ5万円以上も出して聴くような音ではありません。基本的にこの価格のお金を出せるのなら、もっといい選択肢は無数にあります。
雅楽も同様におすすめできません。
音場/クリア感/イメージング
- 音場:B+
- クリア感:B+
- イメージング:B+
- 高域:A
- 中域:B+
- 低域:C+
低域の深さは標準より少し物足りず、中域でやや奥行き感を強調し、高域の高さは標準か少し良い程度です。
クリア感は価格の水準を満たしています。
イメージング性能は価格の標準以上です。
音質総評
- 原音忠実度:A
- おすすめ度:B-
- 個人的な好み:B-
価格のわりに平凡なイヤホンです。DUNUはSA6にかなり力を入れており、このmk2も自信作のようでしたが、少なくともこれより安い価格でもっと優れた選択肢は無数に存在しており、オーディオスペック的に価格を正当化することに失敗しているように思われます。
この機種を手に入れた時、たまたまローテーションでEPZ K1をメインで聴いていました。まだSA6 mk2を測定する前でしたが、聞き比べてみると、EPZ K1のほうが明らかに良い音に思えたので、SA6 mk2はおそらく私の評価系の評価値であんまりよくないだろうなぁという印象を持ちました。
実際に測定し、評価を行うと、たしかにあまり優れているとは言い難いイヤホンでした。私が高価格帯のイヤホンにほとんど興味がないのはこのように単純に音が悪いからです。
そして高い価格帯のオーディオ製品は過剰に宣伝されており、消費者も欺かれてそれが良い音だと思い込まされるような欺瞞に満ちています。このイヤホンについて「$1000クラスの音」とかいうようなことを書いているレビューがあることをたくさん紹介しましたが、それらの文言を見て欲望を掻き立てられる前に、そもそも彼らは何の根拠があってそんな途方もないことを語っているのかよく考えてみるべきだと思います。彼ら自身が「$1000クラスの音」なるものについて何の知識もデータも持ち合わせていないことがわかるでしょう。
音質的な特徴
美点
- それなりに深みのある低域
- 奥行き感のある音場
- 悪くない解像度
- 悪くない透明感
- 明るい中域
- 6BAにも関わらず、それなりに優れた音像一貫性
欠点
- 少し金属的でうるさくなりやすい中域
- ディテールに欠ける
- 繊細さの不足
- 不正確な質感
悪くない解像度と透明感
明るい中域
それなりに優れた音像一貫性
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + Loxjie D30を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
ハイエンド音質を求めるホームオーディオユーザーのために、AMÁRI はリファレンスグレードの AD/DA コンバーター、最大 24-bit 384 kHz 変換と DSD 128 をサポート。使いやすいインターフェースと Antelope の代名詞となったクロッキングを提供します。他のオーディオファンコンバータとは異なり、AMÁRI は、ヘッドフォンのメンブレーンウェイト補正として機能する、ご自身で抵抗値を選択できる 2つ のヘッドフォン出力を備えています。
- 8つの DAC を実装した「独自アーキテクチャ構造」を採用、驚異の ダイナミックレンジ 138dB DA 変換を実現
- デュアル ADC 構造 による、リファレンスグレードの ダイナミックレンジ 128dB AD 変換を実現
- 独立した デュアル DAC 構造 を採用した独自のヘッドフォン出力を搭載。(XLR バランス出力も可能)
- ヘッドフォンアンプは 17 Step の可変インピーダンス機能 を搭載、どんなヘッドフォンも完全に制御可能
- Antelope Audio の代名詞、64-bit Acoustically Focused Clocking (AFC) jitter management technology 採用
- 最大 384kHz/24-bit または DSD 128 に対応、ハイレゾや DSD 音源再生機として最高のポテンシャルを発揮
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 原曲(-23LUFS)
- DUNU SA6 Mk2
- DUNU SA6 Mk2(スイッチON)
- DUNU SA6 Mk2(85Ω駆動)
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- DUNU SA6 Mk2
- DUNU SA6 Mk2(スイッチON)
- DUNU SA6 Mk2(85Ω駆動)
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- DUNU SA6 Mk2
- DUNU SA6 Mk2(スイッチON)
- DUNU SA6 Mk2(85Ω駆動)
総評
DUNU SA6 mk2は同ブランドにとっておそらく今年最大の自信作ともいえるイヤホンだと思われます。しかし、個人的にはいかにも最近のDUNUらしい、中途半端な出来のイヤホンで、音質的に見るべきところはほとんどなく、全体的に割高です。パッケージも価格のわりに平凡で、以前のDUNUならもっと楽しい開梱体験を提供してくれたはずですが、SA6 mk2のパッケージの開梱体験にはほとんど面白みがありません。価格に見合っていないと思います。
Trustear ZEROは低価格でありながら、優れた水準の音質を提供するだけでなく、ハイエンドにも匹敵するパフォーマンスを持っています。パッケージも価格の水準以上で、全体的に購入して損はすることはまずないと言えるイヤホンでしょう。文句なくお勧めできる製品の一つと言えます。
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