この記事ではオーディオマニアの間で人気の中華イヤホンに関する知識と最新情報をお届けします。この記事を読めば、あなたも今日から中華イヤホン通になれます!
中華イヤホンとは
中華イヤホンとは、高いコストパフォーマンスの中国独自ブランドのイヤホン製品のこと。
中華イヤホンとは中国で製造されている中国独自ブランドのイヤホンのことです。音質に対するコストパフォーマンスが優れていることで知られています。
2000年代以降、中国は世界の工場として躍進しましたが、それはオーディオ業界も同様です。
主要なオーディオブランドが軒並み中国に製造拠点を構え、中国の深圳や東莞などにそうした一流ブランドのオーディオ製造施設が集まり、最先端のオーディオ関連技術が中国に集約されるようになりました。
2010年代に入ると、そうしたオーディオブランドで知識と経験を積んだエンジニアやデザイナーが独立したり、OEMやODMを請け負っていたメーカーが販売ノウハウに習熟して、独自ブランドを立ち上げる動きが活発化します。
こうして生まれてきたのが中華イヤホンと言われる中国独自のブランド製品です。こうした中華イヤホンブランドはとくにamazonやeBayといったインターネット通販流通網を活用し、中間コストを排除することで大手ブランドよりも高いコストパフォーマンスを実現しました。
中華イヤホンのデメリット
中華イヤホンは高いコストパフォーマンスを誇ることは事実ですが、製造品質は玉石混淆です。
一流ブランドのOEMやODMを請け負っていた製造能力の高いメーカーから、エンジニアチームが独立しただけで充分な製造能力を伴っていないブランドまで多種多様です。
中国には工場がたくさんあるので、ファブレスで製造設備が整わないブランドでも、設計から製造まで丸投げすることができるのです。
その結果として、ブランドによって製品品質とサポート対応にばらつきがあります。
中華イヤホン選びのポイント
5000円以下で選ぶ
中華イヤホンで5000円以下のものは基本的にガチャです。
5000円以下で流通しているのには理由があり、多くのコストを削っているため、当たり外れが大きい傾向があります。
チューニングも大抵大雑把に行われていることが多いので、好みに合うかは運次第です。ソシャゲのガチャほど当たりの確率は低くありませんが、ハズレの確率は高いということを覚悟して下さい。
そのため、この価格帯の製品は比較的返品がしやすいamazonでの購入がおすすめです。
Aliexpressでamazonより安く買えることが多いですが、相手業者によっては不良品の返品が面倒になることがあるので、最初はamazonで買うのが良いです。
1万円くらいで選ぶ
10000円近くの機種になってくると、大手量販店で扱っている製品も多くなり、品質はかなり向上します。
オーディオマニアの間で定評のある機種も多く、この価格帯でチョイスするのが一番無難です。
amazonをはじめ、国内大手の家電量販店のサイトを利用するのも良いでしょう。amazonよりは敷居が高いですが、HiFiGOもおすすめです。
2万円以上で選ぶ
この価格帯以上は品質的なハズレは大きく減りますが、今度は各メーカーの技術力や製造能力の差が音質面などに表れてきます。
デザインも個性的な機種が多くなり、5000円以下とは別の意味で当たり外れが大きくなります。
スマホでの利用を視野に入れていることが多い1万円台と違い、スペック的に尖った機種も増え、駆動に中価格以上のデジタルオーディオプレーヤーを使った方が良いイヤホンも多くなります。
中華イヤホンの失敗しない選び方
1万円クラスの定評のある機種を選ぶ
1万円クラスの機種で評判の良い物を1つ持っておくのがよいです。この価格帯の定評のある機種は音質バランスもまともなものが多く、イヤホン選びの基準になりえます。
ブランドで選ぶ
家電量販店でも取り扱いがあるFiiOや1moreといった定番のブランドから選ぶのもよいです。
人気の高い中華イヤホンブランド
- FiiO:中国を代表するHiFiオーディオブランドで、高い技術を持ち、デジタルオーディオプレーヤーやアンプ、ヘッドホンやイヤホンを有線無線問わずリリースしている中国オーディオの巨人です。ここ数年で急速に台頭し、先進国のブランドに劣らないビルドクオリティの製品を魅力的なパッケージで提供し続けており、基本的にハズレ機種がない安牌メーカーです。
- 1more:若手技術者が率いるXiaomi系のオーディオブランドです。マルチドライバーの高コスパ機種で有名でしたが、最近は完全ワイヤレスイヤホンでも力作を投入し続けており、存在感が大きくなっています。
- DUNU:台湾メーカーですが、生産拠点は中国にあります。高品質で良質なチューニングで定評のあるブランドで、非常にコアな人気があります。非常に精巧で高品質な製品を豪華なパッケージで提供することで有名で、中華イヤホンの品質向上の先頭を走ってきました。
- Shuoer:知る人ぞ知る工房系メーカーで、数多くのOEM・ODM実績があり、技術力に定評があります。先進的なドライバー技術の製造技術と卓越したチューニング技術を持ち、急成長しているブランドです。
- Kinera:マルチドライバー技術で高度な技術力を持ち、工芸品のような美しい製品を神話的モチーフとともに提供し続けてるハイブランドです。中華イヤホンの美的洗練の最先端を走り続けている注目ブランドです。
- QOA:Kineraの姉妹ブランドですが、チューニングコンセプトではむしろ優れており、ブランドとしての評価はKineraより高いかもしれません。Kinera譲りのおしゃれなデザインでカクテルネームにかけたハイセンスな製品を出しています。
- AUDIOSENSE:マルチドライバー技術のチューニングで独自の地位を築いている工房系ブランドです。バランスド・アーマチュアドライバーの高度なチューニング技術を持っていることで知られており、その高い技術力を生かして様々なサウンドを生み出す多芸多才かつ多彩な製品群で知られています。
- Moondrop:正統派オーディオチューニングで定評のあるブランドですが、一方でアニメキャラを多用する可愛らしいパッケージデザインでも知られています。
リケーブルの楽しみ方
中華イヤホンの特徴はリケーブルが可能な機種が多いことにもあります。多くの中華イヤホンはイヤホンとケーブルが着脱できるようになっており、ケーブルが断線した場合でも、ケーブルを交換するだけで継続して使用することができます。また、高音質なバランス接続にもケーブルを替えるだけで簡単に対応できます。
リケーブルのためのケーブルを選ぶ際はイヤホン側の対応端子に合わせる必要があります。中華イヤホンの場合、3種類のプラグが基本になっています。
- 0.78mm 2pin:最も一般的なプラグ
- 0.75mm 2pin:安いイヤホンに多い
- mmcx
リケーブルのプラグ形式の詳しい解説は以下の記事を参照してください。
リケーブルによって音質変化を楽しむことができる場合もあります。その原理の解説については以下の記事を参照してください。
中華イヤホンの選び方の参考記事
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総合スコアが高い中華イヤホン
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