免責事項
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CCA LYRAの概要
こんな人におすすめ
- 明るいサウンドが好き
- スタジオモニターサウンドが好き
- サウンドバランス重視
- 見た目重視
- コスパ重視
基本スペック
- 周波数特性:20Hz-40kHz
- インピーダンス:28Ω
- 感度:113.18±3dB
- コネクタ:0.75mm 2pin
- 価格帯:3000円~5000円


- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:9.5/10.0
- 中域:10.0/10.0
- 低域:9.0/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
- コストパフォーマンスボーナス:12.5/10.0
長所
- 優れた質感
- 明るい中域
- 良好な原音忠実度
- モニター的な低域
- 艶やかな甘いサウンド
- 価格以上の解像度
- 滑らかな減衰感のある高域
- 中域への適切なフォーカス
- 良好なサウンドバランス
- スピーカー的な前方定位感
- 繊細
短所
- 不足している高域拡張性
- 低域の深さで物足りない
CCA LYRAの特徴

- 10mm デュアルマグネティックダイナミック
- ハイテク音響特許、衝撃的なサウンドステージ
- ダイヤモンドのような職人技のフェイスプレート、人間工学に基づいた形状
- 交換可能な高純度銀メッキケーブル
10mm デュアル・マグネティック・ダイナミックドライバー
LYRAは10mmデュアルマグネティックダイナミックドライバーを採用し、複数の優れた音響調整技術と特許取得のポリマーコンポジット振動板を組み合わせることにより、歪率を下げ、安定した効率の良いドライバー振動数を実現しています。

ハイテク音響特許、衝撃的なサウンドステージ
CCA LYRAは、全く新しいアップグレードの珍しい形状のダイナミック型ドライバー “XUN “を搭載しています。全体のサイズは75%より小さいです、速く空気を集め、圧縮する利点はより広い周波数応答およびよりよい感受性を用いる低音の性能そして高音の延長を、改善します。クリアで衝撃的な低音と、20Hz-40000Hzの間でも優れた高音の伸び、良好なサウンドステージ、ハイレゾ、高音拡張IEMがひとつになったのです。
ダイヤモンドライククラフトマンシップフェースプレート、エルゴノミックシェイプ
ダイヤモンド構造の美学と精緻な職人技が、表面の光透過性を確保するために使われています。LYRAの構造は、最新の人間工学データに基づいています。耳への圧力を均等に分散させ、長時間の音楽セッションでも最高の快適さを提供します。一日中装着していても疲れない、新しいデザインです。

交換可能な高純度銀メッキケーブル
LYRAはケーブルに交換可能なプラグデザインを採用しています。主流の0.75mm標準金メッキ2pinコネクタを採用し、音楽の細部を追求するためにケーブルをアップグレードすることが可能です。また、CCA BTXワイヤレスモジュールを使用したBluetooth仕様への交換にも対応しています。
LYRAについて
空に浮かぶ星々は広大で神秘的ですが、星の色は目に見える光の投影に過ぎません。私たちの精神にも星があり、夢と情熱は私たちの目に見える光であり、希望と力をもたらしてくれます。無限のヒーリングパワーを持つHiFi音楽もそうです。だからこそ、CCAのスターシリーズは、真の自己の解放を象徴する無色を選んだのです。北の天の川にある最も華麗な星座のひとつ、琴座。輝く外観のデザインと並外れた音響のチューニングが完璧に融合しています。CCAの神秘的な星座シリーズは、あなたに様々な音楽の余韻をもたらすでしょう。

パッケージ(8.0)

パッケージは価格帯の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- イヤーピース
- 説明書など













ビルドクオリティ(8.5)


ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
フェイスプレートが美しいですね。


























装着感(8.5)


装着感は良好です。








Trustear ZEROは低価格でありながら、優れた水準の音質を提供するだけでなく、ハイエンドにも匹敵するパフォーマンスを持っています。パッケージも価格の水準以上で、全体的に購入して損はすることはまずないと言えるイヤホンでしょう。文句なくお勧めできる製品の一つと言えます。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
周波数特性(RAW)


周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。


オーディオステータス


※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として導入しています。
制動
CCA LYRAはアンプの出力インピーダンスの影響をほとんど受けません。
測定値は有料記事をご覧ください。


音質解説
今回は標準イヤーチップ Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
CCA LYRAはニュートラルかつフラットに近いサウンドシグネチャーを持っています。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実][S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。


低域(9.0)
- 原音忠実度:S
- 臨場感:B
- 深さ:B+
- 重み:B+
- 太さ:B+
- 存在感:B


低域は少し浅く思えるものの、十分に直線的で見通し感は良好です。
中域とのバランスはほぼ釣り合っており、音量次第では中域よりわずかに弱くなる水準に整えられています。そのため、少なくとも適正音量付近で中域を邪魔することはほとんどないでしょう。
私の好みからするとドラムキックは浅く、重厚感は物足りず、インパクトはいまいちです。またランブルも弱いですね。
エレキベースも少し明るく、見通し感はよい気がしますが、黒さが弱くてコントラストはいまいちで深みに欠けます。
低域好きを満足させるのは少し難しいでしょう。一方で、モニター的なサウンドが好きなら、おそらく好ましく思うはずです。


中域(10.0)
- 原音忠実度:S-
- 厚み:B+
- 明るさ:B+
- 硬さ:B+
- 存在感:B


CCA LYRAの中域はほぼ完全にニュートラルに近いバランスになっています。中域上部から中高域がわずかに前進的で、構築感がやや強めに感じられるモニター的な調整です。
スネアのキレやエレキギターのエッジはそれなりにしっかりしており、ソリッド感も十分で音楽の骨組みはかなり把握しやすい構造になっています。子音もわかりやすくボーカルの活舌がしっかり聞こえるほか、パーカッションも立ち下りと立ち上がりがわかりやすく、リズム感が明確です。
解像度や透明度も価格を考えると優れた水準にあるとは思います。よく仕上げられた中域と言えるでしょう。


高域(9.5)
- 原音忠実度:C-
- 艶やかさ:B+
- 鋭さ:B+
- 脆さ:B-
- 荒さ:D
- 繊細さ:D+
- 存在感:C+


CCA LYRAの高域はスピーカー的な前方定位感を意識してチューニングされています。拡張性は少し物足りません。
歯擦音やサ行の刺さりは音量や音源次第ですが、やや強く聞こえる可能性があるため、高域に敏感な人にはほんの少し刺激的に聞こえる可能性があります。それでもピーク感はほとんどないため基本的にセーフティだと思います。
精細感は十分で、輝度も一般的には十分でしょう。十分にモニター的で、繊細かつディテール感のある分析的なリスニングに堪える高域です。


定位/質感
- 質感の正確性:S+
- 定位の正確性:B-
- オーケストラのテクスチャ:A
- 雅楽のテクスチャ:A
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco
」(「Dvorak: The 9 Symphonies 」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005 ] - 雅楽:宮内庁楽部「越天楽
」(「雅楽~平安のオーケストラ 」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
フルオーケストラ向きのイヤホンとしてCCA CXSはかなりおすすめできる製品です。透明度が高く質感再現度の高い中域、滑らかに伸びる倍音、繊細さとディテール感を兼ね備えた高域、スピーカーを意識した前方定位感のある音場など、総じて低価格のモデルとしては十分以上の水準を実現していますが、スケール感と重厚感だけは物足りません。
雅楽も和音が非常に華やかで色気のある音で聞こえてうっとりできるものの、篳篥や笙の音の伸びが悪いのが難点です。


音場/クリア感/イメージング
- 音場:B+
- クリア感:B+
- イメージング:B+
- 高域:A
- 中域:B+
- 低域:B-


低域の深さは標準より少し物足りず、中域は比較的前面におり、高域の高さは少し物足りません。
クリア感は価格の水準以上です。
イメージング性能は価格の標準以上です。


音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:S
- 個人的な好み:S


CCA LYRAは低価格で手に入る優れたスタジオモニターイヤホンです。同じ価格帯のCCA CXSに比べてより中域を重視した明るい正統派モニターに近い製品になります。低域を重視する場合はCXSを選ぶとよいでしょう。


音質的な特徴
美点
- 優れた質感
- 明るい中域
- 良好な原音忠実度
- モニター的な低域
- 艶やかな甘いサウンド
- 価格以上の解像度
- 滑らかな減衰感のある高域
- 中域への適切なフォーカス
- 良好なサウンドバランス
- スピーカー的な前方定位感
- 繊細
欠点
- 不足している高域拡張性
- 低域の深さで物足りない

優れた質感
明るくモニター的な中域
繊細かつディテールに富む














レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition
¥369,600(税込)
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 楽曲名:浮遊大陸アルジェス -Introduction-
- アルバム名:Zwei!!オリジナル・サウンドトラック2008
- Copyright c Nihon Falcom Corporation


- 原曲(-23LUFS)
- CCA LYRA
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 楽曲名:Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 Evolution オリジナルサウンドトラック
- Copyright c Nihon Falcom Corporation
![イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/81jXRkM29ZL._SS500_.jpg?w=1256&ssl=1)
![イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/81jXRkM29ZL._SS500_.jpg?w=1256&ssl=1)
- 原曲(-23LUFS)
- CCA LYRA
Formidable Enemy
- 楽曲名:Formidable Enemy
- アルバム名:英雄伝説 零の軌跡 スーパーアレンジバージョン
- Copyright c Nihon Falcom Corporation
![イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/81OuvTqMT9L._SS500_.jpg?w=1256&ssl=1)
![イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック [完全版]](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/81OuvTqMT9L._SS500_.jpg?w=1256&ssl=1)
- 原曲(-23LUFS)
- CCA LYRA


Knowledge Zenith(通称KZ Acoustics)は、中国を拠点とする評判の高いHiFi中華イヤホンメーカーです。KZ Acousticsの特徴は、手頃な価格でありながら、しっかりとした製造品質で、多数のドライバーを搭載したハイレゾ対応高品質のインイヤーモニターで知られています。
この記事では「KZ」とその姉妹ブランド「CCA」の最新モデルの中から、とくにおすすめできる製品をピックアップし、紹介します。
総評
CCA LYRAは低価格でニュートラルかつフラットに近い明るいサウンドシグネチャーを提供する優れたイヤホンです。優れたスタジオモニターイヤホンをなるべく安く手に入れたいと思っている人にとって、非常に魅力的な選択肢になるでしょう。
![【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編] 【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]](https://i0.wp.com/cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kanbun/20210922/20210922100044.jpg?w=1256&ssl=1)
![【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編] 【特集】個人的に気に入っているコスパ最強の中華イヤホンを紹介します[10000円~20000円編]](https://i0.wp.com/cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kanbun/20210922/20210922100044.jpg?w=1256&ssl=1)
HiFiGOは、現在購入できるHiFi IEMのトップ5をテストしてリストにまとめることで、あなたを助けようと思います。このリストは、$500以下の価格帯から選ばれています($100以下のベスト、$200以下のベスト、など)。
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