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audio-technica ATH-AVA500の概要
こんな人におすすめ
- 明るいサウンドが好き
- 解像度重視
- フラットなサウンドが好き
- スピーカーサウンドが好き
- 没入感重視
- 装着感重視
- デザイン重視
基本スペック
- 再生周波数:15Hz-27000Hz
- インピーダンス:35Ω
- 感度:96dB
- 価格帯:5000円~10000円
- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:9.5/10.0
- 中域:8.5/10.0
- 低域:8.0/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
- コストパフォーマンスボーナス:11.0/10.0
長所
- 拡張性に優れたのびやかな高域
- 優れた原音忠実性
- 良好なディテール感
- 優秀な解像度
- 明るい中域
- フラットでスピーカーライク
- ダイナミックなサウンド
- 前方定位的
短所
- 低域の深さに欠ける
- 質感の正確性の不足
- わかりづらい定位感
audio-technica ATH-AVA500の特徴
- 臨場感あふれる音を実現する専用設計の大口径φ53㎜CCAWボビン巻きドライバー搭載
- 音抜けを向上して自然な音を奏でるハニカムパンチングケース
- 制振アルミニウムリングにより不要振動を抑制し、純度の高いサウンドを実現
- 頭に装着するだけで最適なフィット感が得られるフリーアジャストヘッドサポートを採用
- 通気性に優れたベルベット調の立体形状イヤパッドにより軽快リスニング
パッケージ(8.0)
RMEオーディオインターフェイスの新たなスタンダードモデル。最大20の録音チャンネルと20の再生チャンネル、SteadyClock FS、高性能マイク入力、内蔵パラメトリックEQ、USB録音機能、全ての機能を制御可能なスタンドアローン・モード機能を搭載。多彩な入出力に、プロフェッショナル・レコーディングを実現するスペック、RMEの定評ある安定性、必要な全てを備える機能群。それらをハーフラック・サイズに凝縮したRMEの新定番。
大ヒットのBabyface Proをさらに洗練させた後継モデル。
「SteadyClock FS」の搭載によって、1000 兆分の1 秒 (フェムト秒) 単位での正確なDAコンバージョンを実現。よりクリーン、より高解像のサウンドを提供します。
ADI-2 Pro FS と同じオペアンプを使用し、出力THDが最大10dB改善。また、ヘッドホンアンプとしての性能が大きく向上。3.5mmのヘッドホン出力は最大90mWまで対応し、出力インピーダンスは2Ωから0.1Ωまで減少しています。妥協のないサウンドを追及した傑作のUSB バスパワー対応オーディオインターフェイスです。
最大サンプルレート768kHzならびにDSDの再生/録音にも対応した超高精度AD/DAコンバーターであるADI-2 Proは、USB DAC、USBオーディオインターフェイス、さらにハイエンドなヘッドフォン・アンプとしても今までにない品質で提供するためにデザインされました。「ADI-2 Pro FS R Black Edition」は、S/N比が117 dBから120 db (123dBA) に向上し、歪みはフル・デジタル・レベルで-120 dB に改善されています。アナログXLR、RCA出力には2.5 dBのヘッドルームが追加され、歪みのないサンプル間ピークの上限が+4 dBFSにまで引き上げられます。また、ADI-2 DAC FSで採用された高機能で便利なマルチ・リモート・コントローラーが付属します。
ビルドクオリティ(8.5)
ビルドクオリティは価格の水準を満たしています。
装着感(8.5)
かなりしっかりした装着感です。
ルイジアナ州で設立されたPreSonus Audio Electronicsは、プロクオリティのオーディオ製品をハイコストパフォーマンスで提供し、世界各国のオーディオ・プロフェッショナル、ミュージシャン、アマチュアから高い評価を受けています。 DAWシステムのコントローラーやソフトウェアから、スピーカー、デジタルミキサーまで、長年培ってきた技術と実績により、業界でも最高水準の品質・信頼にて斬新な製品を提供しています。
PRESONUSのオーディオインターフェイスは、クオリティとコストパフォーマンスを両立したStudio USB-Cシリーズや、iOSなどのスマートデバイスにも対応した携帯性に優れるAudioBoxシリーズを始め、信頼性と時代を先駆ける斬新さを兼ね備えた多様な機種が提供されています。多数ある中から最適な機種をお選びいただけるよう、性能や機能の違いが一目でわかる比較表をご用意しました。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
制動
audio-technica ATH-AVA500はアンプの出力インピーダンスの影響をほとんど受けません。
測定値は有料記事をご覧ください。
ANTELOPE AUDIO(アンテロープオーディオ)は、20年以上に渡りハイエンドのデジタルオーディオクロックやAD/DAコンバーターを手がけるメーカーです。プロフェッショナルが認めるクリスタル・マスタークロックを始めとする独自技術により、完璧なクロッキングを実現。レコーディングスタジオやプロエンジニア、プロミュージシャンはもちろん、オーディオファンからも高い支持を集めています。
音質解説
今回はFiiO M15につないでレビューしています。
audio-technica ATH-AVA500は高域寄りのフラットサウンドを持っています。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(8.0)
- 原音忠実度:A-
- 臨場感:C-
- 深さ:C+
- 重み:B
- 太さ:B
- 存在感:C
audio-technica ATH-AVA500の低域はかなり直線的なものの、それほど深くまでは伸びていません。
バスドラムの太さと重みは悪くありませんが、深さに欠け、ランブルは弱めです。
エレキベースは黒さに少し欠け、やや明るめでじんわりとしたエッジのサウンドで聞こえます。
モニタースピーカーのようにまっすぐ伸びてストンと落ちる低域が好きなら悪くありませんが、低域好きには少し物足りないでしょう。
中域(8.5)
- 原音忠実度:S
- 厚み:B+
- 明るさ:A-
- 硬さ:A-
- 存在感:B
audio-technica ATH-AVA500の中域は少し前傾しています。位置的にはかなり明るく前面近くに存在しています。質感はあまり正確ではありません。
中域上部がやや強調されるため、ボーカルや楽器が奥から伸びてくるように聞こえるところがあります。輪郭は少し柔らかく、高域方向はやや広く聞こえ、奥行きがあり、前方定位感があります。
中域の透明度は高く、解像度も高いため、楽器音は詳細で生々しさがありますが、質感が不自然でやや曇っており、立体感の再現度は悪くはないですが、どちらかというと物足りないでしょう。
中域は密度が低めですっきりと聞きやすいリスニングライクなバランスです。
高域(9.5)
- 原音忠実度:B
- 艶やかさ:A-
- 鋭さ:A-
- 脆さ:B
- 荒さ:C+
- 繊細さ:B-
- 存在感:B-
高域は前方定位感を意識して調整されています。拡張性に優れていて、空気感に優れており、精細感と繊細さでも優れているため、ディテールの再現度は優秀です。
高域は直線性には少し欠けるため、弦楽や木管の縦軸は少し安定せず、躍動感が強調されて聞こえます。ダイナミックが高域が好きなら悪くありませんが、モニターに使うには正確性に欠けます。
シンバルクラッシュは若干歪んで潰れ気味で荒っぽい感じがあるものの、十分に煌めき、繊細で抜けも良く広がりも良好に聞こえます。
総じて比較的優れた高域と言えます。
定位/質感
- 質感の正確性:B+
- 定位の正確性:C-
- オーケストラのテクスチャ:B
- 雅楽のテクスチャ:B+
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco」(「Dvorak: The 9 Symphonies」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽」(「雅楽~平安のオーケストラ」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
フルオーケストラ鑑賞用のヘッドホンとしてATH-AVA500はとくに可もなく不可もなくといったところでしょう。高い解像度と透明度が期待でき、全体はフラットでバランスが取れており、高域の拡張性は良好なのでスケール感も期待できます。重厚感は物足りません。中域の質感が自然でなく、定位感があまりよくありません。躍動感がある表現は面白いですが、原音忠実主義のオーディオマニアには遊びが多すぎる表現になりがちです。
雅楽は篳篥が直立せず、和音が少しギャンギャンしてサイレンのようになりやすい点が気になりますが、わりと悪くない表現です。
音場/クリア感/イメージング
- 音場:B+
- クリア感:B+
- イメージング:A-
- 高域:A
- 中域:A-
- 低域:B
低域の深さは標準より物足りず、中域は前面に近く、高域は標準以上の高さを持っています。
クリア感は価格以上です。
イメージング性能は抜群に近いです。
音質総評
- 原音忠実度:S-
- おすすめ度:A
- 個人的な好み:A
audio-technica ATH-AVA500は優れた原音忠実度を持ち、解像度に優れた開放型ヘッドホンです。フラットでスピーカーの音像に近い前方定位感のあるヘッドホンを探している場合、わりと優れた候補と言えるでしょう。
音質的な特徴
美点
- 拡張性に優れたのびやかな高域
- 優れた原音忠実性
- 良好なディテール感
- 優秀な解像度
- 明るい中域
- フラットでスピーカーライク
- ダイナミックなサウンド
- 前方定位的
欠点
- 低域の深さに欠ける
- 質感の正確性の不足
- わかりづらい定位感
原音忠実的でフラット
明るい中域
優秀な解像度とディテール
Re:ゼロから始める異世界生活 プレシャスフィギュア レム ニットワンピース ver.
大人気のプレシャスフィギュアからオリジナルニットワンピースデザインのレムが登場!
生のぬくもり感が感じられるほど素材の質感に迫った造型が堪能できます。ゆるかわいい着こなしで甘えた雰囲気の愛らしさも絶品です。
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + TOPPING A90を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
ハイエンド音質を求めるホームオーディオユーザーのために、AMÁRI はリファレンスグレードの AD/DA コンバーター、最大 24-bit 384 kHz 変換と DSD 128 をサポート。使いやすいインターフェースと Antelope の代名詞となったクロッキングを提供します。他のオーディオファンコンバータとは異なり、AMÁRI は、ヘッドフォンのメンブレーンウェイト補正として機能する、ご自身で抵抗値を選択できる 2つ のヘッドフォン出力を備えています。
- 8つの DAC を実装した「独自アーキテクチャ構造」を採用、驚異の ダイナミックレンジ 138dB DA 変換を実現
- デュアル ADC 構造 による、リファレンスグレードの ダイナミックレンジ 128dB AD 変換を実現
- 独立した デュアル DAC 構造 を採用した独自のヘッドフォン出力を搭載。(XLR バランス出力も可能)
- ヘッドフォンアンプは 17 Step の可変インピーダンス機能 を搭載、どんなヘッドフォンも完全に制御可能
- Antelope Audio の代名詞、64-bit Acoustically Focused Clocking (AFC) jitter management technology 採用
- 最大 384kHz/24-bit または DSD 128 に対応、ハイレゾや DSD 音源再生機として最高のポテンシャルを発揮
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 原曲(-23LUFS)
- audio-technica ATH-AVA500
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- audio-technica ATH-AVA500
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- audio-technica ATH-AVA500
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総評
audio-technica ATH-AVA500は高解像で全体がフラットなサウンドを提供できるヘッドホンです。フラットスピーカーの雰囲気に近いバランスの良い原音忠実性に優れたサウンドを持っており、価格を考えるとリスニングヘッドホンとしては比較的優秀な選択肢と言えます。
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