免責事項
- このレビューはAceFastから誠実な品質レビューを読者に伝えるために提供されたサンプルに基づいて書かれています。
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AceFast T2の概要
こんな人におすすめ
- 明るいサウンドが好き
- くっきり感重視
- 強力なアクティブノイズキャンセリングの機種がほしい
- コスパ重視
基本スペック
- 連続/最大再生時間:7h(ANC ON時4h)/35h
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:210-160775
- 価格帯:5000円~10000円
- パッケージ:8.5/10.0
- ビルドクオリティ:9.0/10.0
- 装着感:9.0/10.0
- 高域:7.5/10.0
- 中域:8.0/10.0
- 低域:9.0/10.0
- 歪みの少なさ:9.0/10.0
- 通信品質:9.0/10.0
- アクティブノイズキャンセリング:9.5/10.0
- コストパフォーマンスボーナス:10.5/10.0
長所
- 明瞭感が高い
- 中域への適切なフォーカス
- 明るく聞こえるボーカル
- よく調整された低域
- 良好なビルド
- 非常に効果的なアクティブノイズキャンセリング
短所
- 音がキンキンしやすい
- ギャンギャンうるさくなりやすいボーカル
- 分離が悪く、ごちゃつく中域
- キレが悪い
- 静寂感に欠ける
- 聴き疲れやすい
AceFast T2の特徴
- 【ANCアクティブノイズキャンセリング機能搭載】BluetoothワイヤレスイヤホンANCモードでは、外部の騒音を除去し、音楽に没入することができます。※ノイズキャンセリング機能は、乗り物や空調などの低周波数帯の騒⾳に対して最も有効です。最大35dB(研究室による実験結果)完全ワイヤレスイヤホンのノイズ低減性能を持つノイズキャンセル機能によって、日常生活の電車(地下鉄など)や飛行機、カフェや人込みの多い場所でも周囲の雑音が打ち消せ、もちろん外でも屋内でも、没入感の高い快適な環境で音楽を楽しむことが可能です。
- 【ENC ノイズリダクションクリア通話実現】ENC ノイズリダクションを採用、内蔵された6つのマイクが遠いところと近距離からの音を別々で音域分析し、音声信号を処理します。ノイズの減退した上、相手にはっきりとした音だけを伝えて、リアルの通話体験を実現します。電車やバスなどで雑音が多い場所でもノイズを強力的に抑え、クリアな通話を楽しむことができます。家で仕事をするのも、電話の仕事をするのも、オンライン授業をするのも、さまざまな場面で活用できます。
- 【外音取り込み機能】外音取り込みモードをオンにするとイヤホンの外の音が聞こえます。周りの世界と正常に交流できます。そして、ワイヤレスイヤホンを外す必要がなくて、空港や地下鉄、駅のホームや⾞で込み合う道路わきなどでノイズキャンセリング機能を使⽤して歩くと、周囲の⾳が聞こえず、思わぬ危険に遭遇する可能性もあります。これは出かける人にとって、個人の安全を保障します。音楽を聴いていても、イヤホンを付けたまま会話や公共施設のアナウンス等の外音を取り込んで聴くことがきます。
- 【Hi-Fi高音質ステレオサウード】高感度ダイアフラムと超大型12 mmの大回転コイルホーンを搭載し、高音質AACコーデックに対応しており、音も粒も感じられる程クリアで、純音信号をそのまま高速伝送高音質を実現、完全ワイヤレスイヤホンとしては良質なサウンドを持ち、深みのある低音域から豊かな高音域までバランスよく再生可能です。音楽本来のサウンドエフェクトを充実に再現し、音楽の深みを広げ、臨場感、空間感を限りなく表現します!
- 【超軽量&単体で最大7時間再生】極致コンパクトサイズ、快適装着イヤホン本体はたっだ4.5g軽量で、人間工学に基づいて設計されて、一日装着しでも耳が痛くないです。ケースと合わせてただ40gで、カバンはもちろん、ポケットに入れて、携帯便利です。イヤホン本体は一回の充電で7時間(ANC機能オンだと約4時間,本体が音楽を約35時間再生し、通話時間は約7時間。)の連続再生が可能になり、専用ケースの内蔵バッテリーによる充電を含めると約35時間の使用ができます。1日出かける場合でもバッテリー切れの心配をせずに使用できます。
パッケージ(8.5)
AceFast T2のパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- AceFast T2本体
- 専用充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- イヤーピース
- マニュアル
ビルドクオリティ(9.0)
ビルドクオリティは価格を考えると、良好なレベルです。
全体的にマットで上品に仕上がっており、かなり高品質に見えます。
装着感(9.0)
AceFast T2の装着感はわりと良好です。軽量で負担感がありません。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも接続が途切れることなく、接続は維持され、音楽再生が継続されました。その後も途絶や音飛びは発生しませんでした。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する また5分以上接続先がない場合、自動で電源OFFICE |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード |
リセット方法 | ①イヤホンをケースに収納 ②両方のイヤホンをケースに収め、ケースのリセットボタンを10秒長押し ③LEDが点滅したらリセット完了 |
曲再生/停止 | 多機能ボタンを1回タップ |
曲送り | 右耳側の多機能ボタンを2回タップ |
曲戻し | 左耳側の多機能ボタンを2回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを2秒長押し |
ボイスアシスタント起動 | 左耳側の多機能ボタンを3回タップ |
ノーマル/ANC/ヒアスルーモード切替 | 多機能ボタンを2秒長押し |
アクティブノイズキャンセリング性能
詳細は有料記事に譲りますが、AceFast T2のANC性能は価格帯では抜群に近く優秀です。
ANC録音
録音はAntelope Audio Amariにつないだヘッドホン(beyerdynamic DT990 Edition 2005 600Ω)から、テストトーンの音量レベルを合わせた上で、専用のテスト音源を自由音場フィルターを適用したうえで再生しています。音源はヘッドホンのみでの再生音源と、AceFast T2をANCモードにしたうえで、そのうえにヘッドホンをかぶせて再生したものが用意されています。これで疑似的にアクティブノイズキャンセリングを体感できます。
参考用にほぼ同じ価格帯でスペック上は同格の35dBのANC深度を持ち、しかも実際の効果が高いQCY HT03のANC効果音源も掲載します。どちらが優れているかは多くの人が一聴して判断できるでしょう。
実際のANCは装着感の影響も大きいですし、ヘッドホンをかぶせて再生しているために実際の聞こえ方とは異なりますが、比較的実際に近い体験ができます。
なお環境音源は効果音ラボさんの音源を利用しています。
- ヘッドホンのみの再生
- AceFast T2 ANC ON
- QCY HT03 ANC ON
音質
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Type5050 マイクアンプ電源
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- アナライザソフト①:TypeDSSF3-L
- アナライザソフト②:Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
周波数特性(RAW)
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータスなど
測定値は有料記事をご覧下さい。各モードの周波数特性の違いなど、より詳しい情報が参照できます。
オーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表し、独自のオーディオ指標として試験的に導入しています。
音質解説
AceFast T2のサウンドは中域でやや硬く、ボーカルは吠えがちに聞こえやすい典型的なTinnyサウンドです。中域音がかなりくっきりして聞こえるので、印象的な解像度で最初は優れて思えるかもしれませんが、すぐにキンキンしやすいうるさいところが気になってくるでしょう。全体のチューニングはよくできていますが、この中域のうるささは人によってかなり不快要因になりやすいですね。
ANCをONにすると、わずかにサウンドバランスが改善します。
以下のレビューはFiiO M15にSBCでつないでノーマルモードにし、標準イヤーチップLサイズでテストしています。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場フラットに基づく判定値。どれだけ自由音場フラット(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(9.0)
- 原音忠実度:S
- 臨場感:A-
- 深さ:A
- 重み:A-
- 太さ:B+
- 存在感:B
低域は十分に深くまで到達しており、原音忠実性も高く、レイヤリングは良好な水準です。全体の中での存在感は中域に対してほぼイーブンかわずかに弱いレベルで釣り合っているので、中域を邪魔することがありません。
深さが十分にあるので、キックの重量感、力感ともにかなりはっきりしており、ランブルもわりと明瞭です。グルーヴ感は十分に感じられる活き活きした低域で、量的には微妙なラインですが、質的には十分低域好きを満足させます。
中域(8.0)
- 原音忠実度:S
- 厚み:B+
- 明るさ:A-
- 硬さ:A-
- 存在感:B
中域もほとんどニュートラルで原音忠実性も高いですが、中域上部から中高域にかけてエネルギーが足りないために抜けが悪く、それが不快な押し出し感の原因になります。
一般に中域は最前列にあり、透明度も高く明瞭感がありますが、抜けが足りないためにボーカルの周辺に音が集まり、分離が悪く、うるさげに聞こえやすいのが大きな欠点です。
ステージングが悪く、必要な空間的余裕がないために情報量の多い曲は音がダマになって聞こえ、ガチャガチャと騒がしくなりがちです。こういうサウンドを「ブリキのような音」「Tinny」サウンドと言い、人によってはかなり強く金属的に聞こえ、聞き苦しいほど不快になりやすいので、一般的に避けるべきチューニングです。そのため、この中域の出来は、実際の原音忠実性の高さ、透明度の高さにも関わらず、高く評価はできませんね。
高域(7.5)
- 原音忠実度:D
- 艶やかさ:B+
- 鋭さ:B+
- 脆さ:C+
- 荒さ:D-
- 繊細さ:D-
- 存在感:C-
中域のところで述べたようにT2の最大の問題点は中域上部から中高域の大きな溝です。この調整が極端すぎるために、音像がここで大きく歪んでおり、ボーカルのすぐ上くらいに不快な帯状のポイントがあります。このポイントで音がなるとキンキンギンギン、とにかく不快な金属光沢感のある音がし、聴くに堪えません。
より高域の調整は適切で、拡張性は少し足りないと思うものの、よく仕上がっていますが、欠点が大きすぎます。
定位/質感
- 質感の正確性:S-
- 定位の正確性:B+
- オーケストラのテクスチャ:D
- 雅楽のテクスチャ:D+
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvořák: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco
」(「Dvorak: The 9 Symphonies 」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005 ] - 雅楽:宮内庁楽部「越天楽
」(「雅楽~平安のオーケストラ 」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
中域の質感は悪くないですが、Tinnyサウンドのため、金管やバイオリン、木管の倍音が非常に不快です。聞こえ方がヒステリックで、キンキンしやすく、バイオリンは場面によっては黒板を爪でひっかく音に近づき、怖気が走るほどです。
和音が金属的で甲高く、不快です。刺さるのではなく、キンキン来る気持ち悪い音ですね。とても落ち着いて聴いていられません。
音場/クリア感
- 音場:B
- クリア感:A
中域は少し前のめりで、その後ろで奥行きが強調されるような音場です。低域は標準的な深さを満たし、高域は少し拡張性が足りないですね。
クリア感は価格を考えると優秀です。
音質総評
- 原音忠実度:C+
- おすすめ度:C+
- 個人的な好み:D
AceFast T2のサウンドを一言でいうと、「劣化版SoundPEATS Sonic Pro」です。
強くフォーカスされる中域がうるさげに聞こえやすいのが最大のネックで、音量次第のところもありますが、曲によっては聴くに堪えません。中域のキンキン感が気にならない人には透明感が高く、明瞭性の高いサウンドに思えるかもしれませんが、基本的には悪いお手本のようなチューニングなので、高く評価できませんね。
音質的な特徴
美点
- 明瞭感が高い
- 中域への適切なフォーカス
- 明るく聞こえるボーカル
- よく調整された低域
欠点
- 音がキンキンしやすい
- ギャンギャンうるさくなりやすいボーカル
- 分離が悪く、ごちゃつく中域
- キレが悪い
- 静寂感に欠ける
- 聴き疲れやすい
明瞭感が高い
明るく聞こえるボーカル
よく調整された低域
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはAntelope Audio Amariを用いています。コーデックはAACで、イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。
¥369,600(税込)
- SAMREC HATS Type2500RSシステム:HEAD & TORSO、Type4172マイクX2搭載
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Type5050 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 原曲(-23LUFS)
- AceFast Active T2
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- AceFast Active T2
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- AceFast Active T2
総評
AceFast T2は低域から中域まで比較的良好に調整され、全体のバランスも悪くないながら、高域の作りがかなり悪いために、人によっては不快な音を奏でることになってしまった惜しいイヤホンです。しかし、ビルドクオリティに優れ、アクティブノイズキャンセリング性能は2万円以上の機種でも匹敵するものが少ないほど優秀なので、とくに耳栓目的の場合、価格帯では最も強くおすすめできます。ANC時のサウンドも中域がマイルドになり聴き心地が改善されるので、欠点が幾分和らぎます。
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