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64Audio Nioの概要
こんな人におすすめ
- 奥行き感のある音が好き
- 豊かな響きに包まれたい
- お金を使うのが好き
- 64Audioファン
基本スペック
- インピーダンス:6Ω
- 周波数応答範囲:5Hz-22kHz
- 感度:105dB
- コネクター:0.78mm 2pin
- 価格帯:200000円~300000円
- パッケージ:8.5/10.0
- ビルドクオリティ:9.0/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:8.5/10.0
- 中域:8.5/10.0
- 低域:10.0/10.0
- 歪みの少なさ:7.5/10.0
長所
- 奥行き感のある音場
- 響きが豊かで没入感がある
- 音像一貫性に優れる
- 深みと重厚感に優れた低域
- マルチドライバーでありながら安定した制動特性
- 充実感の高いリッチサウンド
- 優れたビルドクオリティ
短所
- 高域の拡張性に欠ける
- 不正確な質感
- 濁りが強く、透明度に欠ける
- 音質に対して法外な価格設定
64Audio Nioの特徴
モニターイヤホンとは異なる異色の存在感。新たな視点で音楽を楽しめる、ハイブリッド型イヤホン
Nioは、9mm径のダイナミック型ドライバーと8基のバランスド・アーマチュア型ドライバー(BA型ドライバー)で構成された、9ドライバー搭載のハイブリッド型イヤホンです。Nioとは、スウェーデン語で数字の「9」を意味します。
Nioでは、ダイナミック型ドライバーが表現豊かな低音を表現し、他8基のBA型ドライバーを組み合わせたことで、3次元とも思わせる立体的なサウンドステージを奏でます。このNio特有の歪み感ない高音と雄大な低音が組み合わさったサウンドステージは、あらゆるジャンルの楽曲を何時間でも楽しませてくれます。
モダンな螺鈿デザインが宝石のように美しく輝くフェイスプレート
Nioに採用された堅牢なアルミニウム筐体は人間工学に基づき設計され、ユニバーサルモデルとして多くの方の耳にフィットするよう設計されています。フェイスプレートは、宝石のように美しく輝く螺鈿加工が施され、音だけでなく外観にも魅了されます。
従来までのイヤホン設計を覆す、革新的新技術「tia テクノロジー」で、音質を飛躍的に向上
tia(Tubeless In-ear Audio)テクノロジーとは、従来までのイヤホン設計であるバランスド・アーマチュア型ドライバー(BA型ドライバー)に音導管を使用し、音導管を通して音導孔から音を出すというイヤホン設計そのものを革新させる新技術です。
tiaテクノロジーでは、BA型ドライバーに音導管を使用することなく、その代わりとして独自のチューブレス設計を採用することで、ドライバーから発信される本来の音を直接、あなたの耳まで届けられるようになります。音導管を使用しないことで、音導管内部で起こる音の共鳴問題やフィルター(ダンパー)を使用する事による音の減衰問題など、音質を劣化させるこれらの要因を排除することができます。
鼓膜にかかる空気圧を低減し、長時間リスニングによる疲れを軽減するだけでなく、聴覚保護にも役立つ新技術「apex」
外耳道をイヤホンで塞いだ際、イヤホンのスピーカーは空気圧(音圧)を生成します。この空気圧は耳の疲労を引き起こしたり、更には過度に鼓膜へ負担を掛ける事で難聴につながるリスクを引き起こします。apexテクノロジー(Air Pressure Exchange Technology)は、そういった難聴リスクを抑える為に開発された技術です。特別な設計が施された「apexモジュール」をイヤホンの筐体に搭載することで、本来であれば鼓膜にかかり続けるはずの空気圧をapexモジュールを介して外に逃がすことで、鼓膜への負担を軽減します。これにより長時間リスニングによる聴覚疲労が軽減され、聴覚をより長く保ちやすくなり、鼓膜へのストレスが軽減されることで緊張がほぐれ、聴覚上の音質も向上します。
tiaドライバーを活かす、シングルボア・デザイン
シングルボアデザインは、音の出口となる音導孔を1つの大口径音導孔にする新しいイヤホン設計です。シングルボアデザインを採用することで、音導管による音の共鳴を排除することができる「チューブレス設計」を可能にし、「tiaドライバー」のポテンシャルを最大限引き出すことが可能となります。この大口径音導孔は、それ自体が音響形成チャンバー(アコースティックチャンバー)となり、サウンドチューニングの要としても機能し、より正確なチューニングが可能となります。
様々なリスニング環境に対応すべく開発された「リニアインピーダンス設計」
LID (Linear Impedance Design) は、ハイレゾ対応のデジタルオーディオプレイヤー(DAP)やスマートフォン、ポータブルアンプなど、出力インピーダンスが異なる様々なプレイヤー機器と接続した際でも、IEM(インイヤーモニター)側の音のバランスが影響を受けないようにと考案された新しい設計です。
TBS系ドラマ「愛なんていらねえよ、夏」主題歌「Life」、「JR九州 新幹線」TV-CFソング「僕たちのtomorrow」などのシングル、TBS系ドラマ「愛するために愛されたい」挿入歌「I Will」のニュー・ヴァージョンの他、新曲などを含め全14曲を収録した注目の2ndアルバム。
パッケージ(8.5)
パッケージは価格の標準を満たしています。内容物は多岐にわたります。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- イヤーピース
- キャリングケース
- キャリングポーチ
- Apexモジュール(mX/m15/m20)
- クリーニングツール
- マニュアル類
ビルドクオリティ(9.0)
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
螺鈿細工のようにきらきらと美しいフェイスプレートです。
装着感(8.5)
装着感は良好です。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
REW周波数特性
Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ)でのREWによる測定値です。測定値はHATSの測定結果と比較校正されていますが、HATSを用いた当サイトの基準としている測定結果とは異なります。測定値は他サイト(主に海外レビューサイト)のレビューとの比較用に掲載しています。
当サイトのレファレンスの測定結果については有料記事を参照してください。
周波数特性(RAW)
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
制動
64Audio Nioはアンプの出力インピーダンスの影響をほとんど受けません。
測定値は有料記事をご覧ください。
ANTELOPE AUDIO(アンテロープオーディオ)は、20年以上に渡りハイエンドのデジタルオーディオクロックやAD/DAコンバーターを手がけるメーカーです。プロフェッショナルが認めるクリスタル・マスタークロックを始めとする独自技術により、完璧なクロッキングを実現。レコーディングスタジオやプロエンジニア、プロミュージシャンはもちろん、オーディオファンからも高い支持を集めています。
音質解説
今回は標準イヤーチップ Lサイズを使い、Apexはm15を用いてFiiO M15で駆動してレビューします。
64Audio Nioは中域充実系のサウンドシグネチャーを持っています。
レビューの各評価点の判断基準は以下の通りです。
- 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実][S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- オーケストラのテクスチャ/雅楽のテクスチャ:それぞれのリファレンス音源を用い、各リファレンスイヤホンからの音質差を聴感テストしています。なお、リファレンスイヤホンは参考用であり、S+ほどリファレンスイヤホンに近いというわけではありません。[S+が最も評価が高い]
- クリア感:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域(10.0)
- 原音忠実度:S-
- 臨場感:A
- 深さ:A
- 重み:A-
- 太さ:B+
- 存在感:A
64AudioはNioでダイナミックドライバーの表現豊かな低域を引き出したと主張していますが、Nioのサウンドを確認すれば、それは全く正しいと言えるでしょう。m15とm20のApexモジュールを使用している場合、Nioは非常に重厚で深みのある低域を実現します。
バスドラムは重みがあり、深さも十分でランブルにも優れ、生々しく臨場感があります。
エレキベースも十分に黒く、深みもある広がりと沈み込みの良いサウンドを実現しています。
量的にも質的にも低域好きを十分に満足させられるでしょう。
中域(8.5)
- 原音忠実度:A+
- 厚み:B+
- 明るさ:B
- 硬さ:B
- 存在感:B
64Audio Nioの中域はニュートラルを意識しつつ、後傾しており、響きが多く、奥行き感が強調されます。
64AudioはNioでモニター的なサウンドではなく立体的なサウンドステージを重視したチューニングを施したと主張していますが、それは実際の周波数特性を確認すればすぐに理解できます。
非常に滑らかに高域とつながる中域は、実際にはあまり質感が正確でなく、響きが強くて濁っているにも関わらず、音像一貫性の高さと優れた解像度によって、ほとんど不自然さを感じさせません。
ニュートラルサウンドに親しんだオーディオマニアが聞けばボーカルがやや暗く、中域の見通しが実際には少し悪いことに気づくと思いますが、多くの人にとってはあまり違和感がないでしょう。
実際には中域は窮屈で、少なくとも原音忠実主義者のオーディオマニア向きとはあまり言えません。ハイエンドのわりに濁りが強すぎ、ロックなどを聴けばすぐに音が曇るのでその欠点は明らかですが、十分に直線的なため、音像に歪みを感じにくいことは確かです。
少し響く包まれ感のあるウォームな空間表現を感じたい人には悪くない選択肢と言えるでしょう。高級オーディオっぽい余裕と奥行きが感じられるリッチサウンドに聞こえるという人も多いと思われます。
高域(8.5)
- 原音忠実度:C
- 艶やかさ:B-
- 鋭さ:B-
- 脆さ:C
- 荒さ:D
- 繊細さ:D
- 存在感:C+
高域は滑らかに調整されているため、自然な減衰感がありますが、全体的にエネルギーが弱く、ハイエンドのわりに拡張性は不足しています。
フルオーケストラを聴けばバイオリンや木管にわりと天井感がすぐ感じられますから欠点はすぐに明らかになります。
多数のドライバーを搭載したハイエンドなのに解像度以外は1万円台くらいのイヤホンと変わらないかそれに劣る、あまりいいところのない高域です。
比較的高い歪率のせいか濁りは強いので、それが一部の人には豊かに聞こえる可能性がありますが、オーディオマニアには濁りが強い低品質の音に聞こえるでしょう。
定位/質感
- 質感の正確性:A
- 定位の正確性:B+
- オーケストラのテクスチャ:C-
- 雅楽のテクスチャ:C-
定位と質感は以下の音源によって聴感テストされています。また質感についてはそれぞれリファレンスとするイヤホンは以下の通りです。
- オーケストラ:Berliner Philharmoniker and Rafael Kubelik「Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World” – IV. Allegro con fuoco」(「Dvorak: The 9 Symphonies」)[リファレンスイヤホン:AKG N5005]
- 雅楽:宮内庁楽部「越天楽」(「雅楽~平安のオーケストラ」)[リファレンスイヤホン:final A3000]
オーケストラではコンサートマスターと指揮者の位置関係、チェロとバイオリンのバランスを重視しています。雅楽では篳篥の音が最も力強く聞こえること、とくに「塩梅」がきれいに聞こえることを重視しています。
この項目は各言語音の音域に対応し、西洋音楽(および洋楽)が好きな人はオーケストラのテクスチャを、日本の伝統音楽(および邦楽)が好きな人は雅楽のテクスチャを重視すると満足度が高いでしょう。
少なくとも少しでもまともなオーディオマニアは、Nioでフルオーケストラなど聞きません。中域の濁りの強い、窮屈で汚らしいサウンドを聴けばすぐに興ざめできます。ポップスではごまかせるかもしれませんが、クラシック音楽を丁寧に楽しむようなガチオーディオマニアの耳をこんな音で楽しませることなんてできるわけないでしょう。これほんとに音聴いて作ったんでしょうか。
雅楽も同様の理由でお勧めしません。篳篥の音からして濁っていますし、和音を聴けば、20万円以上も払ってどうしてこんな濁った音を聴く必要があるのか、単純に馬鹿らしいとしか言いようがありません。
音場/クリア感/イメージング
- 音場:B+
- クリア感:B
- イメージング:A-
- 高域:A
- 中域:A-
- 低域:B-
低域の深さに優れ、中域で奥行きが強調され、高さは物足りません。
クリア感は価格を考えると物足りません。
イメージング性能は抜群に近く、価格の水準は満たしています。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:B-
- 個人的な好み:B
64Audio Nioは豊かな響きのあるステージングの強調されたリッチサウンドを持っています。一部の人はそれによって高級感のあるサウンドと思うかもしれません。しかし、オーディオスペックやサウンドバランスを見ていくと、価格の水準を満たしているとはいえず、オーディオマニアはこれに20万円を払うのが馬鹿らしいと思うほどの出来です。おそらく64Audioほどの技術力があるなら、これをダイナミックドライバーで作り直したほうがはるかによい製品を作れただろうに、見栄と値段つり上げのために不必要にドライバーを使いすぎて音の濁りが強くなっており、本当にもったいない無駄なことをしていると思いますね。
64Audioはハイエンドのイヤホンブランドの中ではまともなほうだと思いますが、だからといって優れた音質を実現しているわけではありません。音質のためでなく、値段を高くするためにドライバーを必要以上に使っているように思えます。
Kiwi Ears Orchestra Liteのような、マルチドライバーの歪特性を丁寧に生かした唯一無二性のある、独自の音の境地を実現している優れたイヤホンを聴いた後だとなおさら64Audioの芸のなさが目立ちます。Kiwi Earsのように表現にメリハリをつけるためにマルチドライバーを使っているならわかりますが、Nioのように漫然とドライバーを使い、ただただ全体的に音を曇らせているサウンドを聴くと、単純にセンスがないなって思いますね。
それでもCampfire AudioだとかJH Audio、Unique Melody、Westoneだかを買うよりは、64Audioを買ったほうが一般にはるかにまともです。少なくとも今まで確認してきたイヤホンで評価する限りでは。
Nioのような音が好きなら、同じような音場感を持つTRN VX ProとかAFUL Performer 5、そしてOpen Audio Mercury 2.0を聴いてみてから判断したほうがいいと思いますよ。これら全部を揃えてもNioの価格でお釣りがきます。大抵は「Nioに20万円はとても払えないな」って気分になるでしょう。
音質的な特徴
美点
- 奥行き感のある音場
- 響きが豊かで没入感がある
- 音像一貫性に優れる
- 深みと重厚感に優れた低域
- マルチドライバーでありながら安定した制動特性
- 充実感の高いリッチサウンド
欠点
- 高域の拡張性に欠ける
- 不正確な質感
- 濁りが強く、透明度に欠ける
- 音質に対して法外な価格設定
奥行き感のある音場
響きが豊かで没入感がある
音像一貫性に優れる
レコーディングシグネチャー
レコーディングシグネチャーの基本的な原理、楽しみ方については以下を参考にして下さい。
レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。
参考用にレコーディングシグネチャーを掲載します。レコーディングシグネチャーのソースはRME ADI-2 Pro FS R Black Edition + TOPPING A90を使い、レコーディングにはAntelope Audio Amariを用いています。イヤーピースは標準イヤーピース Sサイズを使用しています。
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- 5055Prot 実時間2ch 自由音場補正フィルター(特注)
- マイクプリアンプ:Type4053
- Brüel & Kjær 1704 マイクアンプ電源
- Bluetoothトランスミッター:FiiO BTA30
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Amari
- レコーディングソフト:Audacity
ハイエンド音質を求めるホームオーディオユーザーのために、AMÁRI はリファレンスグレードの AD/DA コンバーター、最大 24-bit 384 kHz 変換と DSD 128 をサポート。使いやすいインターフェースと Antelope の代名詞となったクロッキングを提供します。他のオーディオファンコンバータとは異なり、AMÁRI は、ヘッドフォンのメンブレーンウェイト補正として機能する、ご自身で抵抗値を選択できる 2つ のヘッドフォン出力を備えています。
- 8つの DAC を実装した「独自アーキテクチャ構造」を採用、驚異の ダイナミックレンジ 138dB DA 変換を実現
- デュアル ADC 構造 による、リファレンスグレードの ダイナミックレンジ 128dB AD 変換を実現
- 独立した デュアル DAC 構造 を採用した独自のヘッドフォン出力を搭載。(XLR バランス出力も可能)
- ヘッドフォンアンプは 17 Step の可変インピーダンス機能 を搭載、どんなヘッドフォンも完全に制御可能
- Antelope Audio の代名詞、64-bit Acoustically Focused Clocking (AFC) jitter management technology 採用
- 最大 384kHz/24-bit または DSD 128 に対応、ハイレゾや DSD 音源再生機として最高のポテンシャルを発揮
浮遊大陸アルジェス -Introduction-(OST系)
- 原曲(-23LUFS)
- 64Audio Nio (mx)
- 64Audio Nio (m15)
- 64Audio Nio (m20)
Get Over The Barrier! -EVOLUTION!!-
- 原曲(-23LUFS)
- 64Audio Nio (mx)
- 64Audio Nio (m15)
- 64Audio Nio (m20)
Formidable Enemy
- 原曲(-23LUFS)
- 64Audio Nio (mx)
- 64Audio Nio (m15)
- 64Audio Nio (m20)
この動画を YouTube で視聴
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総評
64Audio Nioは奥行き感のある響きの豊かなリッチサウンドを聞かせるイヤホンです。深みがあり、重厚な低域と、少し暗く包まれ感のある中域、そして滑らかに伸びる自然なつながりのある高域に高級感を感じる人は多いでしょう。上品で濃厚、重厚でありながら優美なサウンドと言えます。
しかし、基本的にその音質は濁りが強く、価格に見合っているとは言えないため、お金がよほど余っているのでない限りは手に入れる必要性の薄いイヤホンであると言えるでしょう。少なくともエンドゲームになるような製品ではなく、どちらかといえば金ドブしたい人向けのサウンドです。まともなオーディオマニアにしてみたら、「この程度の音を実現するのにこんなにドライバー使う必要あった?中域に6個もドライバー使ったなら、もっと丁寧に聴かせる工夫をすべきでは?」というくらいしか感想が出てこないでしょう。
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